「ワルツ・フォー~」 [音楽(ジャズ)]
ビル・エヴァンス・トリオのあまりにも有名なアルバムです。ジャケットからしてすでに名作の雰囲気が漂っています。どのジャズのレコード・CD案内書にも必ず推薦されていて、このアルバムを持っていないジャズファンはいないのではないかと思うほどです。
アルバム全体に「ビレッジ・ヴァンガード」のざわめきが録音されていてライブの臨場感たっぷりです。SIDE1の1曲目が「マイ・フーリッシュ・ハート」
二曲目が タイトルの「 ワルツ・フォー・デビイ」
この曲は結婚する姪(兄の娘)に捧げて書かれた曲なんだそうです。少し意外でした。ロマンチックな曲調やタイトルからして、てっきり恋愛の曲と思っていました。(ライナーノーツをよく読んでいればわかることなのですが、だいたい買ったときにしか読まないので・・・)
エヴァンスのピアノで始まる出だしは、愛らしくて彼の姪に対する愛情が込められているのがよく感じ取れる気がします。アルバム全編を通じてのSCOTT LAFARO(b)との掛け合いも聞き所です。
曲を作れる人は、こうして愛する姪や肉親、恋人などに思いを込め、素敵な曲を捧げることが出来るので羨ましいですね。
私は、作曲はおろか演奏も歌うことも出来ない音痴なので、とてもこんなことは出来ないのですが、姪はいます。今までは全て妻方ばかりだったのですが、3年前、年の離れたただ一人の弟夫婦にやっと女の子が誕生しました。しかしこの子が、なんと7ヶ月の早産で604gの超未熟児でした。
一時は生死も危ぶまれたのですが、出生直後からいくつかの手術を乗り越えて、この間のお盆には初めてわが家を訪れてくれました。
portrait of MEGUMI
未熟児軟化症のため、まだ声が出せないなどいくつか彼女が乗り越えなければいけないことがあるのですが、よくここまで育ってくれたものだと思います。
彼女が嫁に行くときがあれば、作曲は出来ないので、せめてこの「ワルツ・フォー・デビィ」をかけて涙したいなと思います。もっとも姪はまだ3歳にも達していません。それまで私が生き延びていればの話なのですが。
姪のMEGUMIちゃんの、成長を心から素晴らしいと感動し、これからも元気にすごせるようにとお祈りいたします。
ワルツ・フォー・デビィは、本当に名作で、これからもずっと
愛され続ける存在です。
若い子には未来があるし、その未来は苦しくても最終的にはきっとみんな平等だと思います。
by イチロ (2008-08-18 18:03)
せつせつたる思いが伝わります。
by mwainfo (2008-08-19 15:11)
イチロさん
ありがとうございます。
ゆっくりでよいと思ってます。最終的に追いついてくれればと願ってます。
ハンデが彼女の心の成長の肥やしになってくれればとよいと思うのですが。
「ワルツ・フォー・デビィ」
録音されてからもうすぐ半世紀になりますね。ずっと愛され続けてこれからもですね。作品は作者を超えて永遠の生命を与えられるのですね。
by 空兵ーS (2008-08-19 21:44)
mwainfo さん
ありがとうございます。
MEGUMIの成長は、私たちの希望の象徴、つい思い入れが強くなってしまいます。
by 空兵ーS (2008-08-19 21:46)
MEGUMIちゃん、可愛いっ! 美人さんですねぇ☆
色白で目がパッチリ。まつげもクリンと長くって。
横顔のラインがとってもキレイですよねぇ。
ほっぺた、つっつきたくなりますねっ♪
ほんと、子どもの生きるチカラってすごいですね。
もちろん弟さんご夫妻も。素晴らしいです...
「ワルツ・フォー・デビィ」
こんな曲を結婚のときにプレゼントしてくれる伯父様なんて
なかなかいませんっ。素敵ですっ☆
by FUCKINTOSH66 (2008-08-20 12:52)
FUCKINTOSH66 さん
ありがとうございます。この写真はお盆に来たとき撮った中で、私のいちばんのお気に入りです。
ただ、これだけでは将来が判断できないのが辛いところです。実は彼女の従兄弟であるわが息子は幼い頃、皆が振り返るほど可愛くて、目元ぱっちり、このようにまつげも長くてカールしておりましたが、今や無惨なことになっております。
本当に、医学の進歩と子供生命力には感服の至りです。
FUCKINTOSH66 さんは絵を描かれるので誰かに作品を捧げることができますね。「・・・に捧ぐ」かっこいいですね。英語だとfor~になるのでしょうか。
by 空兵ーS (2008-08-20 22:43)