4枚の中古レコード [音楽(ジャズ)]
今回は買わないでおこうと思いながら、やはり京都へ行くと、中古レコード店に足が向いてしまい、棚を見るとつい欲しいレコードに出会ってしまいます。今回買ってしまったレコードは以下の4枚です。
ズート・シムズのリーダーアルバムを一枚も持っていなかったので、以前から欲しいと思っていました。
軽快で歌心溢れたテナーですね。楽器は違いますが、やはり同じ西海岸、アート・ペッパーを連想しました。でも、ズートのアルト演奏を聴くとあまり似ていないことがわかります。渋い一枚です。
1956年録音
ZOOT/ZOOT SIMS QUARTET
これも以前から欲しいと思っていた一枚。ハンプトン・ホースの粘っこくて伸びのあるタッチ、聞いているとこれぞジャズと言う気がしてきます。ごきげんな演奏です。
1955年録音
言わずとしれたレイ・ブライアントを一躍有名にした1972年モントール・ジャズ・フェスティバルのライブ演奏。
発売された頃、ジャズ雑誌でよく見かけたジャケット写真です。ジャズ喫茶でもよくかかっていました。へそ曲がりの私は、レイ・ブライアントはこのアルバムではなく、「コン・アルマ」を買って聞いていました。 これも青春の忘れ物的一枚ですね。
1972年録音
RAY BRYANT/ALONE AT MONTREUX
J.R.モンテローズのリーダー作2枚目。乾いているのに、黒人並みの黒いソウルを聴かせます。抒情を廃し、力強く吹いています。力強くと言っても、ばりばり吹きまくるのではなく、一音一音、芯のある強い音で迫ってきます。A面、4曲目の「アイ・リメンバー・クリフォード」、もともと叙情的な曲ですが、流されることなくしっかり吹いています。ちょっと痺れました。
1959年録音
J.R.MONTEROSE/STRAIGHT AHEAD
今回ははずれなしの4枚でした。少しボリュームを上げ気味にして、この4枚のレコードをDL-102と真空管アンプのA3500、それにJBL4312Dで聞いていると、つくづくこのシステムを揃えておいてよかったなと思います。
羨ましい限りです。ズートシムスは、ユタヒップとともに、「コートにすみれ」
を吹いていますが、コルトレーンより、こちらの方がお気に入りです。
by mwainfo (2008-10-28 11:36)
mwainfoさんへ
どこかの誰かの記事で、若い頃はテナーと言えばコルトレーンやS・ロリンズだったけれど、年を経てくるとズート・シムズがよい、と言うようなことが書いてありましたが、確かに味わいのあるテナーですね。
by 空兵ーS (2008-10-28 15:01)
秋深めいてきて、真空管アンプも熱さ気にせず本格稼働&4枚買ってハズレなし!って、最高にゴキゲンですよねぇ〜♪
by FUCKINTOSH66 (2008-10-29 10:45)
FUCKINTOSH66さま
もう10月も終わり、季節の進み具合を感じるこの頃です。
音楽が妙に浸透しやすいこの季節、
何となく遠い過去を思い出したり、感傷的になってみたり・・・
そんなことを忘れて自転車のペダルを必死にこいで腹すかせてみたり・・・
by 空兵ーS (2008-10-30 15:02)