オーディオチェック [オーディオ]
若い頃お世話になった月間Stereo誌です。このところ、めっきり手にすることがなくなりました。最近のオーディオに興味がないというか、付いていけません。もちろん金額的な理由です。
今回の1月号も特集は2010年のベストコンポの紹介だったのでスルーするつもりでしたが、付録にオーディオチェックCDが付いていたので、久々に買うことにしました。
ずっと昔、オーディオチェック用のレコードだったか、CDだったかカセットだったか持っていた気がするのですが、オーディオ離れしている間に紛失してしまいました。
オーディオ再開してから一度もチェックしていません。まさか結線間違いなどしていないとは思うのですが気になっていました。
10月にJBL、4312DのRIGHTを買って、YAMAHAのトランジスタアンプAX-1200に繋いでエージングしていました。LEFTは従来どおり真空管アンプのA-3500に繋いで、どちらもモノラルで聞いていました。しかし、現金なもので揃ってみると早くステレオで聞きたくなってきました。
まだ左右、エージングのずれはあると思うのですが、年も変わったことですし、この機会に、本来の姿に戻して揃えることにしました。
ただし、繋いだのはクリアでパンチのあるAX-1200の方です。もう一系統もJBLコントロール1なので、このアンプのスピーカー出力は二系統ともジャズ、ポピュラー向きになってしまいました。
A-3500にはとりあえず、スキャンダイナを繋いでいます。しばらくは、ジャズを聴くならトランジスタ、クラシックを聴くなら真空管アンプということになります。
さて、オーディオチェックCDの中身は以下の通りです。
一応必要な項目は網羅されているような気がします。結果は以下の通りでした。
■左右チャンネルチェック
1,2,3、バイオリン一本の演奏なのでわかりやすいです。始めは左チャンネルから、次に右チャンネル、それぞれの方向のスピーカーから音が出ているのは当たり前ですが、反対側のスピーカーが無音になっているかもチェックします。ステレオ再生では音の厚みが増しました。
それにしても4312D、ジャズ向きでクラシックは駄目かと思ってましたが、バイオリンソロをきれいに再生したので驚きました。ふあっとした空気感まで伝わってきました。
■スピーカーの位相チェック
これもピアノソロなのでわかりやすかったです。4、が正位相でピアノの音が、ちゃんと二つのスピーカーの真ん中から聞こえてきます。5、が逆位相で、私のシステムでは音が曖昧になり、右の方にずれて聞こえました。6、はステレオ再生で、さすがに広がりが出ます。
ここまでが結線の基本です。ちゃんと聞こえて当たり前、問題なしで当然です。
■定位のチェック
7、はモノラル、ちゃんと真ん中から聞こえ音ゆれはありませんでした。
8、これは倍音がきつくしかも弦楽器ばかりなので解説どおりにはなかなか聞き取りにくかったですが、おおよそ定位していたように思います。
9、こちらの方が楽器の特色がはっきりしているので、定位がわかりやすかったですね。それにしても最新の録音のリアリティにびっくりです。
10、きちんと定位した録音をされている音源なので、音がふらついたり抜けたりすると、室内に問題があるそうですが、問題なく聞こえたと思います。
11、おなじみの蒸気機関車が左から右手に駆け抜けていくのですが、かなり迫力ありました。
■再生帯域のチェック
12、これはオルガンの音が聞こえるかどうかが味噌なのですが、耳を澄ますと、かすかに鳴っていました。
13、ドラムとベースの音のチェック、さすがにこの辺はJBLのお得意、低音が膨らんだりぼんついたりしませんでしたね。
14、15、解説にあるように、ある瞬間からの変化が体感できました。
16、高音域のチェック、違和感はありませんでした。
17、18、 これも解説にあるように体感できたと思います。
■分解能のチェック
19、ここではハープのアルベジオが聞こえるとかなり優秀な装置なのだそうですが、残念ながら私のシステムでは聞き取れませんでしたね。
20、ベースもしっかり音階を奏でていますし、ドラムの音がピアノに隠れることはありませんでした。
21、鐘の音の残響が長すぎたり短すぎたりしないかというチェックでしたが、ちゃんと再生していましたね。
■部屋の共振や吸収のチェック
22、信号音が直線的に上昇していきます。地鳴りのような重低音から次第に高まっていくのですが、ちょっと気持ち悪かったですね。
■残響のチェック
23、24、25、26、ピンクノイズで部屋の残響をチェックする項目ですが、変な余韻はなかったように感じました。
測定器を使うわけではなく、自分の耳だけを頼りのテストでしたが、特段これといった違和感もなかったように思います。いつもこの装置、この部屋、この耳で音楽を聞いているので、違和感がなければよいのではないかと思います。
同じJBLでもコントロール1だと値段もサイズも違うので、ここまでの成績は残せないかなと思います。また、真空管アンプとそれに繋いだスキャンダイナもかなり癖のある構成なのでまた違った結果が出そうに思いますが、いまだテストする時間が取れずにいます。
こんばんは~♪
オーディオに嵌っていた、"あの頃"が超懐かしいです^^
今やショボイ「ミニコンの音やMP3サウンド」ばかり
聴いているので、情けないのなんのってです^^;
by yukky_z (2011-01-14 22:38)
そーゆーの始めると、ついつい長時間になってしまって。
スピーカーのセッティングになると、
1週間はかかるなー、私。^^;
by たいへー (2011-01-15 07:32)
「PROFESSIONAL SERIES」
HEARING TEST RECRRO VOL.1と2
2枚持ってますよ、 久々にチェックしてみますよ、
私は昔の装置のままなのでCDが有りません、
探してこようかな・・・
by himanaoyaji (2011-01-15 09:04)
yukky_zさん
おはようございます。
一時期、手軽さとスペースを考えてミニコンポに
シフトしかけましたが、ぎりぎり古いコンポが残っていたので現在につながってます。
MP3は音楽の持ち運びには手軽で便利ですね。
使い分けてます。
by そらへい (2011-01-15 09:51)
たいへーさん
おはようございます
外に雪が降っているような日はこういうことしやすいです。ごちゃごちゃしていたスピーカー回りを
一旦すっきりさせました。
しかし、これも過度的なもの。
また入れ替えるつもりです。
落ち着いたと思ったら、また次の欲求が・・・
by そらへい (2011-01-15 09:55)
himanaoyajiさん
おはようございます。
そうですね。昔はヒヤリングテストとか言ってましたか。
高音質録音のレコードはあるのですが、
いわゆるテストレコードは紛失してしまっているようです。
測定器を用いてテストするのは億劫でたいそうですが
今回はほとんど曲を聴いてのチェックでしたので、
なじみやすかったです。
by そらへい (2011-01-15 10:00)
本誌自体にほぼ興味がないので購入は?でしたが、考えてみようかな…。と思いました。自分のシステムの実力は気になりますもんね。
by mymy (2011-01-15 11:48)
私も昔はチェックをしましたが、最近はアンプに電源を入れることもなくなってしまいました。
音楽を楽しむ心の余裕も失ってしまったのかなぁ・・・などと思ったりもします。
by 駅員3 (2011-01-15 12:01)
私が持っているチェックCDは再生帯域のチェックまでなので、分解能のチェックや部屋のチェックが出来るのは良いですね。
by coregar (2011-01-15 14:28)
こんばんは。
オーディオチェックCD!
コレは楽しそうですね。
きちんとセッティングして聴く音楽は最高でしょうね!
我家の、リスニング用のオーディオは寄せ集めの安物!なのですが
吸音材を壁に張って好みのDryな音にして楽しんでいます。
しかし、チェック項目22番の20Hz、20kHzという音、凄そうです。
by Studio-Oz (2011-01-15 18:42)
興味深く拝見しました
やはりAUDIOって深い世界なんですね
僕には難しい世界ですが
まわりにも昔から凝られていたという方がいますが
やはり究極は真空管アンプだと言われています
by b.b.mk2 (2011-01-15 19:14)
mymyさん
こんばんは
なんとなくですが、オーディオに関しては、ほぼ同じ意見ではないかと思います。私も、がらくたオーディオを標榜しています。
それで十分に楽しめると思います。
by そらへい (2011-01-15 21:04)
駅員3さん
こんばんは
働き盛りなら、当然と思います。
別にオーディオに凝らなくても、ふとカーステレオから流れる音楽に
心が動いたら、それでよいのではないでしょうか。
by そらへい (2011-01-15 21:06)
coregarさん
こんばんは
といっても、測定器を使ったわけではなく、あくまでアナログな
自分の耳を使っただけなんですが、自分の耳、案外信用しても良いかもしれないと、このごろ思うようになってきました。
by そらへい (2011-01-15 21:17)
Studio-Ozさん
こんばんは
定位ということで言えば、自然な会場でマイクセッティングで音場再生するよりも、ミキシングできちんとチャンネルを分けた方が、定位、セパレーションという意味ではすごいと思うのですが、デジタルでは行かない誤謬のようなものが、この世界には大事なのではと思います。
by そらへい (2011-01-15 21:17)
b.b.mk2さん
こんばんは
デジタルは、どこまで追求してもあくまでも近似値でしかないのではないかと思います。
その点、アナログとか真空管は、誤差を通り越して、
一気に真実に近づくようなところがあるような気がします。
by そらへい (2011-01-15 21:18)
再びのコメント失礼します。
そうですよね、音楽の楽しみかたって色々あって良いんですね!
なんかちょっとさわやかに、朝、目が覚めた気がします
by 駅員3 (2011-01-16 19:36)
駅員3さん
こんばんは
駅員3さんほど忙しくはなかったのですが
私もかつては独りになれるとき、
音楽が聞けるとき
車の中だけ、なんてことがありました。
by そらへい (2011-01-16 20:43)
こんばんは~!!
あいかわらず内容を理解できなくて情けないのですが、そらへいさんの夢中になっている雰囲気が伝わってきていい感じですね。
by い〜予感 (2011-01-17 02:04)
い〜予感さん
こんばんは
一般受けしない記事にもかかわらず、コメントありがとうございます。
とくに女性にはきつい内容ではないかと思いますが、
これも「空兵のジャズ館」の一部として
お付き合いください。
by そらへい (2011-01-17 21:36)