梅雨入り～ジョーン・バエズ

　先日、南九州が梅雨入りしたと聞きました。それから数日、こちらのお天気もこのところ雨模様が多くて、職場の知り合いが「このまま梅雨入りと違うか」というので、「まさか、それはないやろう」と返事しておいたのですが、今日、家族に聞いたら近畿地方は昨日梅雨入りしたのだそうです。

　平年より１２日、去年より１８日早いそうです。１９５１年、統計開始以来２番目の早さとか、５月の梅雨入りも驚きですが、今年よりまだ早い梅雨入りがあったというのも驚きです。

　今年は、元々春の訪れが遅く、畑の作物の成長がいつもより遅く感じていました。その上、このまま梅雨入りとなると、畑の野菜の成長の遅れだけでなく、病気なども心配されるところです。　

 

　写真は５月半ばのある土曜の我が家の裏です。今となっては貴重な五月晴れ、桜の葉がすっかり若葉になっています。

　この日は、娘の結婚相手のご両親が遠くからお見えになる日でした。前夜は床の中で、いろいろな夢や物思いにとらわれていた気がします。

　お会いするのは、昼の食事の時なので、午前中、身体は空いています。途中になったままの草刈りや畑の世話などすることはいっぱいあるのですが、昼からの大事な用件を考えると、汗をかく気になれません。

　部屋に入って静かに時を待つことにしました。このところ私の中では、復活したセレッション３がブームです。レコードはともかく、FMとCDの音がとくにお気に入りです。

　女性ボーカルが聞きたかったのですが、FMはちょうど良い番組がかかっていませんでしたし、ジャズやクラシックも気分にぴったりしませんでしたので、適当なものが無いかと思いめぐらしていたら、パソコンの脇にあるポピュラーばかり集めたCDの棚が目にとまりました。

　ポピュラーばかり集めた棚というと聞こえはよいのですが、どちらかというと普段ほとんどかけないCDが集まっています。そのいちばん端に、ジョーン・バエズがありました。

　そういえば、長い間聞いたことがありません。確か、２０歳の頃、初めて買ったLPレコードがジョーン・バエズとサイモン＆ガーファンクルでした。

　サイモン＆ガーファンクルのレコードはかろうじて手元に残っているのですが、ジョーン・バエズのレコードはもう手元にありません。今あるのはずいぶん前に買い直したCDです。

　久しぶりに聞いてみました。相変わらず声が透明できれいです。このあと、飾り気のないキャラクターと澄んだ声の持ち主の歌手が続々登場するのですが、彼女は元祖ではないでしょうか。

　このCDの帯の宣伝文句に「フォークの女神」とありますが、１９６０代後半、彼女はフォークの女王でもあり、学園紛争やベトナム戦争があった私たちの時代、反戦歌の女王のようにも言われていました。

　

　それにしても娘の結婚相手のご両親に出会う日の朝、青春時代に聞いた懐かしい歌手のCDを聞く父親というのも、どういうものなんでしょうか。

タグ：反戦歌 サイモン＆ガーファンクル ジョーン・バエズ フォーク 梅雨入り

コメント 28

こんばんは。
昔のレコードに会いたくて、CD買い直し・・・
やっぱり皆さん同じなんですね～。＾＾；

60年代後半から70年代は本当に宝庫だと感じます。
類が朋を呼んでいるのか、才能が共鳴し合っているのか。
今振り返っても素晴らしい時代でしたね～。
by song4u (2011-05-27 22:57) 

song4uさん
こんばんは

このごろ、中古店で昔のレコードに出会うことがあり
思わずかってしまうことがあります。

ほんとうに６０年代、７０年代、どれだけ豊かな音楽が
流れていったことか。
ちょうど私もそんな音楽に惹かれやすい多感な１０代、２０代でした。
by そらへい (2011-05-27 23:13) 

声に粘りがあって、一度聴くとずっと耳に残りますよね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　RUKO
by 末尾ルコ（アルベール） (2011-05-28 01:47) 

娘の結婚相手、　我が家もそろそろだと思うのですが、
複雑な心境ですね。
by himanaoyaji (2011-05-28 06:55) 

ジョーンバエズときくと、ボブディランとか
ピートシガーとか数珠つなぎで出てきます。
反戦というか、プロテストソングの女王みたいな感じでした。

by muzik (2011-05-28 07:54) 

心の整理の為でしょう。
ただでさえ緊張すると思いますから・・・＾＾；

フォークはひとつ前の時代なので、
私は触れ合った事はありません。
メッセージ色が強かったと聞いております。
by たいへー (2011-05-28 08:27) 

先様のご両親にお会いになる前に、ご自身の事を振り返る…素晴らしい事ですね！
先様も、結構な決意をしていらっしゃる事でしょう
by 駅員3 (2011-05-28 08:44) 

ここ一番、て時の前は僕も音楽を聴きたくなります。
by しばちゃん2cv (2011-05-28 10:33) 

文末の2行、もし私がそらへいさんの娘さんで、"お父さんったら青春時代に聴いてたっぽい曲聴いてる"、のがわかったら、ちょっと心配するかも？^^
by FUCKINTOSH66 (2011-05-28 12:40) 

ジョーン・バエズの名前は知っていたのですがはじめて聞きました。
キャロルキングなら何枚かあるのですが・・・
それにしてもきれいな歌声です。
癒されますねぇ～
いつまでも聞いていたいです。
お昼からも気になるところです ・・・
by b.b.mk2 (2011-05-28 17:09) 

RUKOさん
こんにちは

ストレートというか、強いしっかりした歌声は、
確かに一度聞くと忘れられないですね。
彼女も時代と共にあった象徴的な存在でした。

by そらへい (2011-05-28 17:29) 

himanaoyajiさん
こんにちは

もう覚悟は決まっているのですが、
それでも向こうの両親から「可愛いお嬢さんをいただきまして」と
言われたときは、思わず「まだですよ」と言いたくなりましたが・・・
by そらへい (2011-05-28 17:32) 

muzikさん
こんにちは

洋楽奥手の私は、ビートルズの次は
このあたりからでした。
ボブ・ディランはもっとあとで知りましたし
ピートシガーは知りません。
反戦、安保、学生運動
そんな時代に彼女の歌はありましたね。
by そらへい (2011-05-28 17:37) 

たいへーさん
こんにちは

心の整理、そうかもしれませんね。
セレッション３というスピーカーと
ジョーン・バエズの歌声に、あたらめて感心しました。

日本のフォークはメッセージ性が強かったのですが
ジョーン・バエズは英語でしたから(笑)
純粋に歌声だけ楽しんでいた気もします。
ま、「ウィーシャル・オーバーカム」なんて
メッセージ性の強い歌もありましたが・・・

by そらへい (2011-05-28 17:45) 

駅員3さん
こんにちは

中途半端に余った時間を持て余していただけという気もしますが
お陰さまで、両家の顔合わせは和やかに済ませることが出来ました。
なにより娘がほっとしただろうと思います。
by そらへい (2011-05-28 17:48) 

しばちゃん2cvさん
こんにちは

こちらが結婚を申し込みに行く場合だと
勇ましい曲でもかけて景気づけするんですが・・・
ま、お互い初対面、向こうのご両親も心配されていたようです。
by そらへい (2011-05-28 17:51) 

FUCKINTOSH66さん
こんにちは

中途半端に余った時間を持て余して
たまたま懐かしの歌手のアルバムが目に止まっただけなんですが
なにも知らない娘が聞くと、ちょっと心配したでしょうかね？
ま、その日が無事済むことをかなり気にしていたようです。
by そらへい (2011-05-28 17:55) 

b.b.mk2さん
こんにちは

反戦とか学生運動のプレッシャーの中で聞いたバエズに比べると
キャロル・キングは歌声からジャケットデザインまで
７０年代の自由な雰囲気をまっさきに感じさせたものでした。
サイモン&ガーファンクルから、時代はどんどん緩やかになって
カーペンターズまで行ってしまいました。

午後からの両家の初顔合わせは、なんとか和やかなうちに
すませることが出来、やれやれでした。
by そらへい (2011-05-28 18:03) 

たまにはフォークもいいですね、
自分もなぜかウッディ・ガスリーのCDとボブデイランのCDを
もっています。
日本も岡林、高石ともや・・とかその線ですね。
あと少し南へさがってビクトル・ハラ　平和に生きる権利とか好きです。
by ken (2011-05-28 22:20) 

ジョーン・バエズ、初めて聞きました。
透明感のある歌声でとてもいいですね。
青春時代に聴いた曲って、後々自分の耳に残って、また聴きたくなるんですよね。
by ケンタパパ (2011-05-28 23:15) 

kenさん
こんばんは

洋楽も、結構たくさんの歌い手さんがいましたね。
ウッディ・ガスリー懐かしい名前ですが
歌聞いてみないと思い出せません。
１９７０年直前、日本のフォークはそれこそ百花繚乱でした。
歌よりメッセージが勝ったものが目立ってましたが
７０年代になると、ユーミンとかアリスとかメロディを
大事にしたニューミュージックに移行していきましたね。
by そらへい (2011-05-28 23:32) 

ケンタパパさん
こんばんは

ジョーン・バエズ、私たちの時代、代表的な歌手でしたが
今回ここにアップして初めて聞く方が何名かおられて
ジェネレーションギャップ(笑)を感じてます。
その後も音楽活動されてるようですが
やはり一番光っていた頃というと
もう４０年余り前、知らない人があっても当たり前ですね。
by そらへい (2011-05-28 23:38) 

そらへいさん
こんにちは

そちらは梅雨入りなんですね。
曇り空が多い札幌も春らしさがありません。

春の訪れと共にお父様としてのそらへいさん、
多忙な年になりそうですね。頑張ってくださいね。

ジョーン・バエズにサイモン＆ガーファンクル懐かしいですね。
青春時代に聞いたCDを聞く父親って素敵です!!

マッチのコレクション見入っちゃいました♪
長いお休みでしたが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

by kasumi (2011-05-29 15:37) 

kasumiさん
お久しぶりです

懐かしいワルツ・フォー・デビィのプロフィール画像を見たときは
一瞬、我が目を疑ってしまいました。

こちらはこの一週間、晴れたのは水曜だけでした。
今年はあまり初夏らしい日を見ないまま、梅雨に突入してしまいました。

そんな中、今日も披露宴代わりの親戚の集まりの日程設定のため、
ばたばたしてしまいました。
本人たちは、今日の大雨の中、市役所に婚姻届を提出しました。
文字通り嵐の船出です（笑）

お気に入りのスピーカーでいろんな音楽を楽しんでいます。
音がきれいで、ポピュラーを本当に気持ちよくならしてくれます。
ビートルズ、ジョーン・バエズ、サイモン＆ガーファンクル
久々に堪能しています。

これから北海道は素晴らしい季節が到来ですね。
充電期間を経て再開されるブログ、楽しみにしています。

by そらへい (2011-05-29 20:07) 

そらへいさん、おはようございます。
台風も低気圧に格下げされ現在晴れ間も見えます。
三日ぶりに朝ジョグしてきました。誰もいません、まだ風が強かったです。
記事を読ませていただき、娘の時のことを思い出していました。今は帰ってこないのを祈るのみです(笑)。

ジョーン・バエズ・・・ひさびさに聴きました、心地よい声です。どちらかというと歌謡曲派なのですが心地よければ何でも～（節操がないﾊﾊﾊ）。


by パパボン。 (2011-05-30 07:11) 

パパボン。さん
こんばんは

今日、午後からやっと雨が上がりました。
連続の雨で３たび、ヒマワリ冠水です。
ヒマワリのたくましさに期待です。

二人で力合わせて仲良くやるのがいちばんの親孝行だと
娘には言ってやりましたが、大丈夫でしょうかね。

音楽には、国境もジャンルもありませんね。心地よさがいちばんです。
童謡や昔のテレビ番組の主題歌なども気持ちよく聞こえます。
by そらへい (2011-05-30 20:11) 

娘さんのご結婚、おめでとうございます。
メグミちゃんの成長に驚いたと思ったら、
娘さんもご結婚されるとは！

月日は確実に流れているんですね。
青春時代も遠い日々になってしまいました。
空兵父さんの心境が、ちょっぴり分かるような気がします。
by さっちゃん (2011-05-30 22:59) 

さっちゃん
こんばんは

ありがとうございます。
丹精込めたリンゴを出荷する気分と言うよりは
何も手をかけないで、野生で大きくなったようなリンゴ
ちゃんとつとまるのかと思います。
あれよあれよという間に、こんなことになってしまい
初めてのことなので、戸惑うことばかりでした。
ここをくぐり抜けると、
少し肩の荷をおろした気分が味わえるかも知れません。


by そらへい (2011-06-01 20:47)