墓参り~A列車で行こう [音楽(ジャズ)]
立秋を過ぎたとは言え、まだまだ暑い日が続く8月8日、我が家では毎年恒例の墓参りを済ませました。十年一日がごとく毎年同じことを繰り返しているわけですが、いつの間にかこの日が来ないと夏が来た気がしなくなってしまいました。
じりじりと照りつける太陽の下、順番を待つひとたち。この日は平日だったので、どこのお宅でも来客は嫁がれた女性が多くて、男の人は当主か老人ばかりです。
このまま墓参りのことをだらだらと書く手もあるのですが、毎年のこと今までにも何回か書いているような気がします。たまには無理矢理にでも、本来のジャズの話に戻さないと・・・
先日、図書館で借りたバイオリン小曲集のCDをそろそろ返さなければと日付を見てみたら、とっくに返却期限が過ぎていて驚きました。幸いレンタル店とは違うので延滞料は取られないのですが。
カウンターにCDを返して、せっかく来たのだから少し雑誌でも見ていくことにしました。図書館は冷房が効いていて、いつもより大勢の人で混み合ってました。ソファに座ってコンピューター誌や音楽関係の雑誌などを見ていると、突然館内放送で名前を呼ばれました。
カウンターに行くと、なんと3枚借りたCDのうち一枚が中が入っていませんでした。慌てて返しに来たので、中身を確認していませんでした。たぶん、CDプレーヤーの中に入ったままになっているのでしょう。
延滞料は取られませんが、期限はとっくに過ぎているのですぐに家に取りに戻りました。やはり五嶋みどりさんのCDがプレーヤーの中に入ったままでした。
無事返却を終えて、もう一度雑誌を読む気も薄れたので、館内をぐるっと回って見ました。音楽書、CDコーナー、小説やエッセイのある書架など一回りして、カウンターの手前にある大きなテーブルの上、一冊の大判の書籍が目にとまりました。
それは展示してあると言うより、まるで誰かが借りようとして忘れて帰ったか、借りるつもりでカウンターに持ってきたが途中で気が変わり、元に戻すのが面倒になってそこに放って行ったと言う風でした。
手にとって、そのまま受け付けカウンターで貸し出しを申し込んだら、すんなり借りられました。奥付を見ると1985年と古い本です。
音楽書のコーナーでは見かけたことがないので、ひょっとしたら書架には無くて、図書館の倉庫にしまわれている本だったのかもしれません。
それをどなたかがリクエストされて手に取ったものの、自分の希望と違ったので、そのままテーブルの上に置いて帰ってしまったのかもしれません。
本はB5サイズ、厚みが4センチあります。まだ、読みかけて50ページ足らず、感想は今は書けません。ただ本文の翻訳ソフトに翻訳させたような言い回しに苦労しています。400ページあまり、最後まで読み通せるでしょうか。
今回のDはご想像通りDuke Ellington(デューク・エリントン)です。
今はいくつかのエリントン楽団のレコードを持っていますが、若い頃はエリントンのレコードと言えば、左のレイ・ブラウンとの共演盤「ジミー・ブラントンに捧ぐ」しか持っていませんでした。
このレコードから聞こえるエリントンとブラウンの演奏は、スウイングジャズと言うより、現代音楽のような雰囲気を漂わせています。
こちらは、書籍に合わせておなじみのTAKE THE A TRAINです。
「A列車で行こう」を聴くと、80年代の Rolling Stones のライヴ盤を
思い出してしまいます。この曲がコンサートのオープニングに流れ、
そして その後、彼らの演奏が始まるんですよ(^^)!
by yukky_z (2012-08-11 01:29)
まだ聴いてないんですよ。
ビッグネームなので、ルイ アームストロングと共に
今後狙っていこうかと思ってます。
by たいへー (2012-08-11 07:35)
スタンダートナンバーはいつ聞いても楽しくなります。 (^-^)。
我が家は本日墓参りの予定です。
by himanaoyaji (2012-08-11 08:15)
こんにちは
図書館は延滞料を取られないのが本当に良いですね!
次の人がいるので期限は守らないといけないのですが・・・
先日、5日程オーバーしているのに気が付き慌てて!
コレがレンタル店だったら大変でした^^;
次は、デューク・エリントンさん借りて見たいと思います!♪
by Studio-Oz (2012-08-11 09:42)
お墓参りお疲れさまでした。
私も以前中身の入っていないケースを返却しに行ってしまった事があります
by 駅員3 (2012-08-11 10:55)
そらへいさん
こんにちは。お墓参りを済ませられたとのこと、私も今日の朝済ませてきました。
デューク・エリントンの本との遭遇、ミステリアスでいいですね。運命を感じます。普段、Jazzに関してはビッグバンドはあまり聴かないのですが、この"Take the A train"雰囲気たっぷりで素晴らしいですね。
たまにはJBLで大き目の音量で聴くのもいいかもしれませんね。
by something (2012-08-11 12:02)
yukky_zさん
こんにちは
ローリングストーンズのライブのオープニングに
「A列車で行こう」が使われていたとは
彼らの演奏のTake The A Train
聞いてみたいですね。
by そらへい (2012-08-11 13:06)
たいへーさん
こんにちは
私ももともとビッグバンドは奥手の方で、
それほど聞けているわけではありません。
どちらかというと、6.70年代から50年代に遡ってそこで止まっていたような....
by そらへい (2012-08-11 16:19)
himanaoyajiさん
こんにちは
お盆が近づいて、どこでもご先祖様に年に一度のご挨拶ですね。
ボーカル入りの「A列車で行こう」このyoutube
ではじめて聞きました。
by そらへい (2012-08-11 16:29)
Studio-Ozさん
こんにちは
ときどきレンタル店でも借りることがあるのですが
今回、借りたところが図書館で助かりました。
3週間借りられるのですが、こんなところでも時間が早く経つのを
実感せられてしまいました。
デュークエリントン、是非聞いてみてください。
by そらへい (2012-08-11 16:38)
駅員3さん
こんにちは
駅員3さんでも空を返したことありますか。
実を言うと慌て者の私、これが二回目だったと思います。
by そらへい (2012-08-11 16:42)
somethingさん
こんにちは
お墓参りお疲れさまです。今日は日差しこそありませんでしたが
蒸し暑かったですね。
この本との出会い本当に不思議でした。
どなたかが借りられて忘れていかれたのではとも思ったのですが
カウンターですんなり借りられたので拍子抜けしてしまいました。
Take the A Trainの演奏数々ありますがYoutubeの演奏、
はじめて聞きました。
迫力あってダイナミックでいいですね。
ここのところ暑くて真空管アンプお休み気味
したがって我が家のJBLもお休みなのですが
早く夜だけでも涼しくなってほしいものです。
by そらへい (2012-08-11 16:56)
失礼ながら、著者 中上哲夫氏って、初めて知りました。
by しばちゃん2cv (2012-08-11 18:01)
しばちゃん2cvさん
こんにちは
デュークエリントンの自伝なので、訳者になりますが
英語独特のいい回しが生のまま
もちょっと読みやすく意訳してほしかったです。
by そらへい (2012-08-11 18:14)
そらへいさんがCDを自宅に忘れたのも、
書架をひとまわりしたのも、
この本との出会うための運命的な伏線だったのではないでしょうか。
あまり見たことはないのですが、
ビッグバンドジャズはいいですね。
以前、秋吉敏子のビッグバンドジャズをNYで見た時、
気に入って二日連続でブルーノートに通ったことがあります。
by cafelamama (2012-08-11 18:45)
こんばんは。
お墓ですね。
私のところは納骨堂で、ずっと楽になりました。
by 夏炉冬扇 (2012-08-11 20:33)
そらへいさん、こんばんは!!
目まいがしそうな、暑さでしたがお墓参りに行って来ました。
涼しい所で、”ボーっと”居眠りしたいところです!
あまりにも有名な”A列車で行こう”ですが、自伝書のタイトルに使っても
全く異和感のないのが、デューク・エリントンの凄い所です!
by プリウス (2012-08-11 20:59)
そらへいさん、こんばんは。
墓参りの記事は幾度となく書いてる・・・とあったのがきっかけで、
ちょいと去年の8月にワープして、それから少しずつ前を辿っておりました。
ほとんど奇跡の序章としか言いようがないような「さかき珈琲店」の記事は、
去年の7月8日だったんですね。
そこから奇跡の本章であるチエコさんのブログに飛んで、その中の
「思い出のあなた」からアルタミラピクチャーズの佐々木芳野プロデューサー
を追いかけた結果、映画『ハッピーフライト』に行き着きました。
『ハッピーフライト』。
この映画、たまたま中途入社して来た元ANA社の人に招待券をもらって、
すごく勧められて観た映画でした。
その映画が芳野Pの作品で、チエコさん、そらへいさんと繋がってるなんて!
今更ながらですが、世の中って、どこでどう繋がってるか分かりませんね。
こうしてぼくたちは、見えないような細い細い糸で繋がってるんでしょうね。
ちょっとびっくりしました、本当に。
PS:
JR九州の観光特急「A列車で行こう」をご紹介。
車内では、当然のように「A列車で行こう」が流れているそうです。
http://www.jrkyushu.co.jp/tokyo/train/a_train.html
by song4u (2012-08-11 21:33)
cafelamamaさん
こんばんは
ひょっとしたらそうだったのかもしれませんね。
テーブルの上で、表紙のエリントンが微笑んでいました。
モクロームの印象的な写真ですね。
ビッグバンドジャズはその音の厚み、ドライブ感が魅力ですね。
秋吉敏子のビッグバンドをニューヨークのブルーノートで聞くなんて
素晴らしい体験ですね。
by そらへい (2012-08-11 22:13)
夏炉冬扇さん
こんばんは
納骨堂ですか。
わたしたちのところではお寺の墓と墓地の墓があって
どちらもお参りします。
by そらへい (2012-08-11 22:16)
プリウスさん
こんばんは
お墓参りご苦労様です。
こちらは今日は曇り空でしたが、相変わらず蒸し暑い一日でした。
さすがに7月末からは暑くて真空管アンプ付けられません。
夜だけでも少し涼しくなってくれるとよいのですが。
代表曲が自伝のタイトルになるのは、
よくあることなのかもしれませんね。
今すぐ代表的な例を思い出せませんが。
by そらへい (2012-08-11 22:30)
song4uさん
こんばんは
墓参りのことは何度も書いている気がして
検索してみたのですがそれほど詳しく書いてませんでした。
ひょっとしたら以前のブログだったかもしれません。
色々たどっていただいてありがとうございます。
榊コーヒー店の記事は一年以上になるのですね。
本当に思い出として書いたのに、その後の展開があるとは思いもよりませんでした。こんな偶然はめったにあるものではありませんね。
実はその後も企画していることがあるのですが、なかなか進みません。
これに限らず他にも草案メモだけはいっぱいあるのですが。
「ハッピーフライト」や吉野pさんについては私は何も知らなくて
今後の課題です。
九州を突っ走るAトレイン、是非乗ってみたいですね。
by そらへい (2012-08-11 23:18)
昨日、両親を連れて墓参りにいってきました。
山の中腹あたりにある墓地で坂をのぼらないといけないので
汗だくになりました。
A列車で行こう!この曲は鉄道好きの自分にはもってこい
の歌です。
by ken (2012-08-13 10:01)
前回ケータイからの閲覧だったので Pcにての今夜、聴かせていただきやした。
ジャズに疎い者でも必ず知ってる王道中の王道の曲でやすね(◎o◎6~♪
映像も愉しませていただきやした♪
by ぼんぼちぼちぼち (2012-08-13 20:12)
kenさん
こんばんは
ご両親を連れての墓参り、お疲れ様でした。
昔からある墓地は、不便な所にあることが多くて、お参りも大変です。
私たちの墓地も小高い山の上にあって、高齢者にはきつそうです。
本当に鉄道好きのkenさんにはぴったりの曲ですね。
車窓の田園風景をバックにこの曲が流れてきたら最高ですね。
by そらへい (2012-08-13 20:26)
ぼんぼちぼちぼちさん
こんにちは
ジャズの曲の中にも、ほぼスタンダードナンバーになっているのがありますが
これなどはそのなかでも代表的な曲ですね。
ほかの方もテーマに使われていたりするようです。
by そらへい (2012-08-13 20:28)
ここ2,3年お墓参りしてません!。
が、この歳になると自分のお墓をどうするか、考えてしまいます。
10年計画では今頃、キャンピングカーで北海道三昧だったのですがネ~。
毎日ため息が・・「ハァー」(笑)。
自由度は空兵さんより高いのに、何もできない自分が歯がゆいです(^^;
by パパボン (2012-08-15 08:35)
パパボンさん
こんばんは
自分のお墓の心配ですか。
その心配をしなくて良いのだけが田舎の取り柄でしょうか。
ずいぶん高い墓地代を先祖代々払っている気がしますが・・・
世の中なかなか思うようにいきませんね。
できないことは仕方ないので、できる所から楽しめば
気が楽になるかも知れませんよ。
by そらへい (2012-08-15 21:08)
父の事で書き込みありがとうございました。
まだ、落ち着いてないですが、病院に行きっぱなしだったので、突然イベントが無くなると空洞みたいになりますね。
by ski (2012-08-15 23:43)
skiさん
こんにちは
病人さんを抱えていると、病院通いがイベントというか
日課になりますからね。
私も母をおくったとき、闘病が長かったので
病院へ行かなくなってはじめてお別れした気がしました。
by そらへい (2012-08-16 10:31)
こんにちは、一年ぶりで札幌の留守宅に帰省中です、こちらは涼しいですよ^^
A列車はフルバンドで数限りないアレンジが出ていてこれまで何度となく
演奏をしてきましたが、やはりエリントンのこのアレンジが一番耳馴染みますね。
A列車と言えば、昔美空ひばりさんが18歳で歌ったやつがあったので
you tubeでさがしたらありました。ぜひお聴きください。
ひばりさんほど耳の良い人はたぶんいないのでしょう、英語もわからずに
この歌唱ですから。途中からのスキャットは圧巻です。完全コピーですが。
18歳というから何とも驚きです。
http://youtu.be/smeFa0XYl7s
それからひとつ宣伝を。
僕の大学時代一緒にバンドやっていた小杉君という男が現在NYに在住で
日本からの要請をうけ現地ミュージシャンを集めて音楽制作をする仕事を
やっています。先日平賀マリカさんとエリントン楽団とで
「シングス・ウィズ・ザ・デューク・エリントン・オーケストラ」というCDを作りましたので
よろしければお聴き下さい! A trainも入っていますので^^
http://www.hmv.co.jp/en/product/detail/4954617
by tromboneimai (2012-08-16 13:20)
tromboneimaiさん
こんばんは
札幌に帰省ですか。うらやましいですね。
こちらはお盆が過ぎましたが、まだまだ日中は暑いです。
美空ひばりさんのジャズの評判は聞いたことがありますが、
実際の歌はまだ聞いたことがありませんでした。
今回YouTubeではじめて拝聴しました。
本当に上手いですね。当時の日本では歌の上手い人は
演歌しか生きる道が無かったのが残念ですね。
「シングス・ウィズ・ザ・デューク・エリントン・オーケストラ」
も試聴してみました。
楽しそうなアルバムに仕上がってますね。
これなら自分のライブラリーに入れても
悪くない感じです。
by そらへい (2012-08-16 22:32)