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白川郷~奥飛騨 [旅]

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 いつも近所周りでウロウロしているだけのそらへいにしては、先月珍しくお出かけが続きました。ボクシングのタイトルマッチ観戦とは相前後しますが、その前の土日、岐阜、白川郷、奥飛騨方面に行ってきました。残念ながら個人旅行ではなく、小さな規模の団体バス旅行でした。おまけに私は幹事でした。

 天気は週間予報では雨だったのですが、実際には金曜日にまとまって降ってくれたおかげで出発の土曜の朝は晴れました。その後、目的地はずっと曇り。二日目の帰りが雨になりましたがすべて行程を終えた後だったのでなんとか濡れずに済みました。

 せっかく暖かくなってきたのにわざわざ寒い方に行くというのもなんだか悪いような気がしたのですが、私が幹事になって長いこと待たせていたせいか、皆さん楽しみにされていたようです。

 東海北陸自動車道を進むにつれ、私達のところでは昼間はもう10度を割ることはなくなっているのに、道路際の温度計は7度とか6度をさしていました。車窓の桜が咲きかけていたり、道端に汚れた雪がまだ残っていたり、こんもりした山の向こうに富山や岐阜の雪を頂いた高い山々が見え隠れしていました。

 

_DSC0050-001 - コピー.JPG  最初の目的地は郡上八幡でした。私達のところではすでに散っていた桜が満開でした。

_DSC0005.JPG ちょうど春祭りの時に出くわしました。露店なども出ていて祭りの気分盛り上がっていたのですが、私達は郡上八幡博覧館を見学して次なる目的地、合掌造りで有名な白川郷に向かいました。 

 

 白川郷の集落は桜の季節と言うことでしたが、まだ5分から7分咲き程度で少し早い感じでした。それよりもここには以前にも来ているのですが、世界文化遺産に指定されたからでしょうか、あまりの変化ぶりに驚かされました。 

_DSC0075-001 - コピー.JPG 桜並木の奥の駐車場に並ぶ観光バスの多さを見てください。約15年ほど前に訪れた時の記憶に、このような大規模な駐車場はありません。そして駐車場から橋を渡って集落に入るようになっているのですが、その橋も記憶がありません。合掌造りの集落には違いないのですが、同じ所へ来たという気がしませんでした。

_DSC0073-001 - コピー.JPG  その橋はごらんの有様です。地元の人に聞くとほとんどが東南アジアの団体客だそうです。まるで街中のようにたくさんの人たちとすれ違います。皆、padやスマホで写真を撮っていますが、話している言葉は理解できません。

 合掌造りの家々のほとんどが、民宿かお店になっているのにも驚きました。以前来たときは、ここまで観光化されていなかったように思います。家の中に入ることができ、中で作業をしているお婆さんとお喋りが出来たのでした。

 それでも合掌造りの里は絵になりますね。カメラを持ってきていたので、夢中になって写真を撮っていたら幹事であるにもかかわらず、バスの集合時間に遅れてしまいました。

 

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_DSC0129.JPG 水芭蕉が咲いていたので合掌造りをバックに撮ってみました。

 

 その日の泊まりは奥飛騨温泉郷、新穂高温泉ホテル山月でした。シーズンとシーズンの間のせいか空いているように感じました。ここでも東南アジアの方がおられましたね。

 総檜造りの湯船はゆったりしていて、お湯は温めでしたがゆっくりと寛ぐことが出来ました。食事はボリューム感が相当ありました。柔らかい飛騨牛を堪能しました。食べるのに忙しくて、写真を撮り忘れ、後で人の膳を慌てて写しました。

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 部屋は広々としていて、いくつもの間がありました。団体旅行の窮屈さを感じることもなく幹事としても一安心でした。 

 

_DSC0251-001 - コピー.JPG 翌日は、朝から新穂高ロープウェイです。子どもたちが小学生の頃、夏休みに家族で来たことがあるのですが、そのときなぜか、ロープウェイに乗れなかったので今回楽しみにしていました。

_DSC0253-001 - コピー.JPG ロープウェイは、結構混み合ってました。途中しらかば平駅で二階建てロープウェイに乗り換えます。登山姿の方が数名ここで降車して登山道の方に歩いて行かれました。 

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_DSC0287-001 - コピー.JPG まだたくさん雪が残っていて、頂上駅に向かうにつれ深さと白さを増していきました。 

_DSC0314-001.JPG ロープウェイの車内アナウンスによると、白樺のような裸の木はダケカンバというのだそうです。たまにクマやエゾシカ、ウサギ、テンなどが姿を見せることがあるそうですが、残念ながら見かけることはできませんでした。 パンフレットにはライチョウホシガラスのイラストがありましたが、もちろんこちらも見ることはできませんでした。

_DSC0301-001.JPG 頂上の西穂高駅の屋上デッキは標高2156mです。気温はマイナス2度でした。そこから見る北アルプスの絶景です。もっと晴れて青空があるということがなかったのですが、バスの運転手さんによると全く見えないこともあるそうなので、少しでも見えてよかったと思います。

 同行の皆さん方も山育ちとはいえ、こんなに鋭くて高い山々には馴染みがないので感嘆の声を上げておられました。満足していただけたようで幹事としてはほっと胸をなでおろした次第です。

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 幹事ですと雑用なども多くて、それほど旅行楽しめないものですが、今はほとんど支払いは旅行会社になっていますし、段取りも旅行会社まかせです。バスの中での人数把握までバスの運転手さんがしてくれたので思ったより楽でした。

 最後に白川郷の写真をスライドにして久しぶりにYouTubeにアップしてみましたのでよろしかったらご覧になってください。


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三上山(近江富士)へ [旅]

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 正月気分も冷めやったある晴れた日、以前から実行したいと思いながら出来ていなかった山登り、急に思い立って出かけてきました。

 登ったのは写真の真ん中にあるこんもりした三角形の山です。三上山と言います。形が富士山に似ているので通称近江富士と呼ばれています。遠くに白く光っているのは琵琶湖の反対側にそびえる比良山系です。

 もっとも私が登った三上山は高さが432メートルしかありません。我が裏山と変わらない高さです。登山道はいくつかのコースがあるのですが私は花緑公園方面から上がりました。行程は約1.5キロです。

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 若い人だと40分ほどで上がってしまうそうです。私も裏山と同じくらいの高さなので、ほとんどハイキングのつもりでした。出発もお天気を見て急に思い立ったせいもあって午後でした。

 しかし登ってみると、道がなだらかだったのは始めだけでした。山道はあまりうねらずにまっすぐ頂上に向かっていたので思ったより急でした。

 初めはウグイスの地鳴きに誘われてカメラを構えたりしていたのですが、やや単調な山道が続くので次第に不安になってきました。短い冬の日、帰り道が気になりました。

 休憩なしに一気に上がろうとしましたがさすがに息が切れて、何度か立ち止まります。お茶を飲んで一息入れたかったのですが、またしても持ってくるのを忘れていました。仕方ないので降りて麓のコンビニでコーヒーを飲むのを楽しみにまた歩を続けました。

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 頂上付近には先日の雪が残っていました。

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 山頂です。

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 見晴らし台には小さな社がありました。毎日お参りしている人があるのか、花差しにはようやく咲き出したスイセンが飾られていました。

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 小学生の頃、バス旅行でこの山のそばをよく通りました。そうすると決まってバスガイドさんがムカデ退治の昔話をするのでした。

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 お天気が良くて展望は気持ち良かったですね。ただ、あまり野鳥の鳴き声がしない山で、しんどい思いをしてカメラを持って上がったわりには成果はありませんでした。

 一休みして下山です。当たり前の事ですが山道は登るのはしんどいだけですが、下りは危険ですね。何度か足が滑ったり木の根っこにひっかかって転びそうになりました。

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 帰り道の途中にあった天狗岩、どこが天狗なんだろうと角度を変えてみると

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 なるほどとんがって突きだした岩が天狗の鼻に見えなくもありませんね。

 麓に降りるともう4時を過ぎていました。公園は上がるときにはたくさんの親子連れの姿が明るい日差しの中にあったのに、影になった広場には人影もなく、裸の木々の間をヒヨドリの姿だけが飛び交ってました。

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大根洗い~愛宕山参り [旅]

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  急に寒くなってきました。それに今年の雨不足を取り戻すかのようにこのところよく雨が降ります。毎日、あるいは一日おきに降っているような気がします。

 畑から引いてきた野菜を山の取り水で洗っていたら、母が池で大根洗いをしていたのを思い出しました。昔は、この場所に大きな池がありました。

 その縁に筵を敷いて、母は冷たい水でたくさんの大根を洗っていました。今よりももっと寒い時期だったので12月に入ってからだったと思います。洗われた大根は漬け物に使われたり、大根炊きにしておかずになるのですが私は苦手でした。

 

(この画像は、himanaoyajiさんのアドバイスに従って、初めから画面いっぱいに収まる幅寸法640にしてはめ込みました。こうすると後で編集する手間がいらなくなりますから、インターネットエクスプローラのバージョンの違いも気にならなくなります)

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