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5月の桜 [自然]

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 天候不順気味のお天気が続いている今年の4月。いつまでも冷たい風が吹く寒い日が多くて、やっと風が収まったと思ったら、一日中のしとしと雨。その日の朝、出掛けに雨に濡れた白い花を見つけました。

 翌日は朝からひさしぶりに穏やかに晴れました。裏の桜の木はもうすっかり緑鮮やかな若葉に覆われているのですが、その中に昨日見つけた桜の花が数輪、昨日の雨にも散らずに残っていました。我が家の桜の開花宣言の記事を載せたのが3月29日ですから、ほぼ一ヶ月になろうとしています。 

 残花と言うべきか、これだけ新緑に囲まれると5月の桜とでも呼びたくなります。花びらは薄幸の人のように薄く白い、いかにも可憐で儚げです。

 一本の桜の木の蕾が咲く時期に一ヶ月もの間隔のズレがあるというのは、妥当なのか今年の天候の不順ぶりを象徴しているのかわからないのですが、ちょっとした驚きでした。

 

 

 真空管アンプとレコードプレーヤーを持っているからといって、毎日レコードを聞いているわけでもありません。忙しい日は、サブシステムでFMやipodを聞くだけのこともあるし、楽しいはずのレコードをかける所作が時には煩わしく思えて、手軽なCDを聞いてしまうこともしばしばです。

 私にとって真空管アンプで聞く音楽はご馳走です。しかし、ご馳走も毎日では飽きてしまい、せっかくのご馳走が美味しく思えないことがあります。だからといって聞き惜しんでいるわけでもないのですが、身体と心にゆとりが必要です。

 ややもすると一週間、全く聞かなかったなぁと思うことがあります。今時というか、この歳になってくるとと言うべきか、一週間が経つのが早いこと早いこと、そういえば今年もいつの間にか明日からゴールデンウィークですね。

 

 今日は、久しぶりに真空管アンプに火を入れて、ジャズのレコードを聞きました。Hの順番はまだ続いていて、今日は名前も苗字もHで始まるHAMPTON HAWES(ハンプトン・ホース)です。

ザ・トリオ VOL.1

 このレコードはモノラルなのでMR-411に取り付けたDENONのモノラルカートリッジDL-102にやはりJBL4312Dで聞いています。

 モノラルは音に厚みがあって芯がしっかりして聞こえます。音は左右に広がりませんが、トリオがピアノ、ベース、ドラムと縦に並んでいるかのように奥行きを感じます。

 ハンプトン・ホースの独特の粘りのあるタッチと、レッド・ミッチェルのベースの響きが絶妙です。典型的で極上のピアノ・トリオでしょうか。

Hampton Hawes Trio - Carioca 1955年ロサンジェルス録音

 


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