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祝勝会 [その他]

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 写真で見ると気持ちの良い青空です。裏山の木々も芽を吹いて萌えています。でも、5月になっても冷たい風が吹く天候は変わらず、今朝は記録的な低温だったそうです。

 もう10年以上も前のこと、今年のように冷たい風の吹く寒い5月がありました。その頃はまだ個人で農業をしていてゴールデンウィークには田植えをしていました。

 例年なら、日差しが田んぼに張った水に照り返って日焼けするほどなのに、その年は田植え時期になっても雲が低くたれこめて、冷たい風が吹く寒い日が続いていました。水の中に入ることが寒々しく感じられたものです。

 水をたっぷり張った田んぼの面が強い風に吹かれて波立っていました。植え付ける苗も例年比べて生育が悪く、短くて頼りなげです。田植え機がうまく植え付けることができなくて苗が流されてしまうことがありました。

 近所の人達と今年はどうしたことだろう。こんな天候では今年の稲の出来はあまり期待できないなぁなどと言い合ったりしていました。

 ところが梅雨入りの頃から気温が上がりだして7月8月と暑い夏を過ごすうち、育ちが悪かった稲は一気に成長、いつの間にかいつもの年に追いついてしまいました。

 今年もこんな調子でこれからどうなるのだろうと思いますが、多分お天気はどこかで帳尻を合わせて来るのではないでしょうか。

 

 

 先月の28日、WBCバンタム級世界チャンピオン山中慎介選手の祝勝会に行って来ました。いつも音楽や畑や鳥の話をしているそらへいと、ボクシングのチャンピオンとどういう関わりがあるのか不審に思われるかもしれませんね。 

 大した理由ではないのですが、山中選手の父親と叔父(二人は双子です)が中学時代の同級生でした。それで他の同級生も参加しているから一緒に行こうと飲み仲間のTに勧められて参加することにしました。

 2年前、還暦の同窓会をしたとき、息子がボクシングをしている、今度東京で試合があるから応援に来てくれと父親は皆に言って回っていました。

 その頃はまだ地元でも少し名前が売れ出した程度、全国的にもほとんど無名だったのですが、タイトルマッチ挑戦者決定のその試合が急遽タイトルマッチに変更になりました。そしてなんと山中慎介選手が勝って世界チャンピオンになったのです。

 その後、山中選手の活躍はめざましく、元チャンピオンを二人倒して連続防衛、実力の程を世間に証明してみせました。彼のボクシングの特徴はたいへーさんのブログにも詳しく書かれています。

 山中選手はまた、先のロンドン・オリンピックで金メダルを獲得した村田諒太選手の高校の先輩でもあります。村田選手は山中選手の防衛戦をリングサイドで見て、その数日後プロ入りを発表しました。

 場所は大津のプリンスホテル、時間は昼の12時でした。11時半ごろに到着したときはすでにロビーは沢山の人で溢れていました。会場前ではTシャツやハッピなどが販売され、同級生である父親や叔父とも挨拶することが出来ました。

 

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 私達が会場に入るとき慎介選手とその縁者が並んで出迎えてくれるのですが、その前にチャンピオンベルトが迎えてくれました。ただ、わがスマホのカメラ、シャッターのタイミングが遅くてバッチリ撮ったつもりだったのですが仕上がりはご覧の有様です。他の写真の出来も悪くて、室内でスマホのカメラは少し苦しかったです。

 

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 広い会場は満員でした。父親に聞いたところ出席者は330人だったそうです。立食パーティと思っていたのですが、一人ひとり席がありました。手前は彼の地元の菓子屋さん製作、慎介選手の写真入りせんべいです。

 

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 法螺貝と太鼓、勇ましい入場曲に送られていよいよチャンピオンの入場です。結婚式のキャンドルサービスのようにチャンピオンベルトと彼が各テーブルを回ってくれたのですが、ここでもシャッターのタイミングが合わず、こんな写真になってしまいました。

 

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 来賓も多くてセレモニーだけで約1時間かかりました。いろんな人がいろんな立場でいろいろなことを喋っていましたが、中でも多かったのがもっと連覇を続けてほしいという意見と、ぜひWBAのチャンピオンと統一戦を戦ってほしいという要望でしたね。

 

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 挨拶するチャンピオン。感心したのは、周囲の騒がしい声をよそに、彼は連覇と言うより目の前の一戦一戦に集中していきたいと言っていたことです。地元の英雄の出現に周りは高揚していますが本人はいたって冷静でした。

 彼のボクシングは切れが良くて見ていても気持ちがいいですね。有無を言わせぬKO勝ちも魅力的です。同級生の息子さんというよしみもありますが、そうでなくてもずっと応援したくなる好青年です。 

 4時間にも及ぶ祝勝会が終わって、私達が退場するとき、チャンピオンが一人ひとり握手してくれました。鋭いパンチを生み出す彼の手はやはり大きくて分厚かったですね。

 

 

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 おまけです。壇上で白いハッピを着てしゃべっているのがチャンピオンの父親です。自慢の息子を後ろに従えて、得意満面といったところでしょうか。

 その後、祝勝会に出席した同級生が集まっての2次会、3次会となりました。山中選手の叔父も加わって、世界チャンピオンの内幕事情などもちらっと聞くことが出来ました。


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