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傷 [音楽(ジャズ)]

 傷というと心の傷、或いは肉体に付いた怪我のことを連想しますが、今回はレコードの傷です。

 若いときに付けたんでしょうか、いくつかのレコードに致命的な傷が付いています。とくにお気に入り、大切なものに限って付けているのは、それだけ頻繁に聞いたからだと思います。

クリフォード・ブラウン.jpg 若い頃、輸入盤で買った「クリフォード・ブラウン・メモリアル・アルバム」

 

 

 

 

 

 


B面4曲目「YOU GO TO MYHEAD」
 ルー・ドナルドソンのエキセントリックなソロが終わって、ブラウニーの素晴らしいソロがはじまり出すと、スクラッチノイズとは明らかに違う連続したノイズがかなり大きな音で入ります。ノイズはブラウニーのソロのほとんどを覆っています。盤の上からも1センチほどの白い傷が明らかに目視出来ます。

 いつ頃付けたものか、たぶん針を戻すときに雑にやって落としてしまったか、引っかけてしまったんでしょうね。

「きず」を辞書で引くと
切る、打つ、突くなどして、皮膚や筋肉が裂けたり破れたりした部分。「深い―を負う」     物の表面の裂け目や、欠けたりした部分。「レンズに―がつく」         人の行為・性質・容貌(ようぼう)などや物事の不完全

 私の場合、ベルベットのクリーナーで拭っても拭っても消えない悔恨と言うことになるんでしょうか。

 残念です。溝を横断する傷ばかりは、いくらバランスウォッシャーで磨いても消えません。買い直すしか方法はなさそうです。

 先日、tempoさんのブログを見ていたら、Music MattersのBlue Note盤が再発されていることを知りました。45回転LP2枚組重量盤。調べてみたらその中にこのアルバムが入っていました。まだ発売時期は決まっていないそうです。

 9,200円と高価なのがネックです。でもオリジナル盤中古では状態のあまり良くないものでも1万円以上しています。Music MattersのBlue Note盤、ジャケットも見開きで、一枚くらい持っていても良さそうな魅力がありそうです。


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FUCKINTOSH66

盤に付いてしまった傷、盤に水を垂らして浮力に頼る
(カートリッジを浮かせる)という、かなり原始的な方法を
試したことがあります(苦笑)

最初から盤に水を垂らすのではなく、動いている盤をジッと見つめ
その傷のちょっと手前のところにカートリッジがきたら
スポイトでちょびっとだけ垂らす...っていう感じで

鍼圧の調整具合や盤の傷の度合いにもよりますが
ノイズは聴こえなくなりました
もちろんその後の手入れが面倒だし
ゆったり音楽を聴いている気分、にはなれないのですが(笑)
by FUCKINTOSH66 (2008-05-10 12:40) 

tempo

傷による周期的なノイズは嫌なものですね。
このタイプの傷を直そうと盤をこすったりすると余計酷い目に合ったりします。聴き終わってターンテーブルから取る時の方が油断しているのか危うく傷をつけそうになることが多いです。
by tempo (2008-05-10 20:22) 

空兵ーS

FUCKINTOSH66 さん
そんな手がありましたか。初めて聞きました。
浮力に頼る・・・凄い発想です。

傷もステレオカートリッジでかけると
ちゃんとセパレーションするんですね。
クリフォード・ブラウンのソロは右から
傷はおおかた左から聞こえてきました。
このときだけ、バランスつまみを右に回せば
傷の音少しましになるかもしれません。
スポイトよりは手軽そうです。
by 空兵ーS (2008-05-10 20:41) 

空兵ーS

tempoさんへ
レコード傷だけはどうしようもないですね。
ほとんどの傷が、若気の至りです。
アナログ復活してからは、今のところ無事故無違反。
聞くところによるとDENONのDL-102,103ともに
カンチレバー折りやすいそうです。
針を盤上に乗せるとき神経使います。
by 空兵ーS (2008-05-10 20:46) 

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