Ｂａｌｌａｄｓ／JOHN COLTRANE QUARTET

バラード

• アーティスト: ジョン・コルトレーン,マッコイ・タイナー,ジミー・ギャリソン,レジー・ワークマン,エルヴィン・ジョーンズ
• 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
• 発売日: 2003/04/23
• メディア: CD

  言わずと知れた、ジョン・コルトレーンのバラードです。コルトレーンのたくさんあるアルバムの中でも人気のある一枚だと思います。

　私はどちらかというとコルトレーンがやや苦手なんですが、それでもブルー・トレイン は好きでよく聞きました。マイルスのコンボにいるコルトレーンもいいですね。　

　「マイ・フェイヴァリット・シングス」や、 白熱の「ライブ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード 」などに比べると、この「バラード」は聞きやすく親しみやすい方で２０代の頃ときどき聞いていました。

　にもかかわらず私は何を思ったのか、この有名なアルバムをもう一枚買ってしまっているんです。もちろん意識してもう一枚買ったわけではありません。いわゆるダブりです。

　何か他のタイトルと勘違いしたのでしょうか。人からもらったと言う記憶もありません。我ながら謎です。しかもダブっていることに気づいたのが、つい最近というお粗末さです。ひょっとしたら、ダブって持っていると言うこと自体を忘れていたのかも知れません。

 

　
　左の帯のない方がもともと買ってあったもので、25,6歳の頃購入していると思います。当時私はレコードでも書籍でも帯がうっとおしくて買うとすぐはずしていました。

　当たり前ですがジャケットはどちらも、インパルス独特の厚みのある紙で出来ていて二つ折りになっています。印刷の微妙な色違いもあまり目立ちませんが、よく見ると少し違うところがありました。

　古いほうは￥１，８００とクレジットされてますが、新しい方は￥２，２００になってます。ただこの表記の仕方だとどちらも消費税導入以前と言うことになるでしょうか。どうやら帯付きを買ったのは、４０代ではなく３０代の頃のようです。

 

　ジャケットのデザインも当然一緒なのですが、裏面、値段の違いのほかにこの部分が違っていました。ジャズのレーベルでは良くあること、販売会社が変わったのかと思ったら、新しいレコードの方の帯にも日本コロンビアと書いてあります。変わっていないようです。

　販売会社は一緒なのに、ライナーノート、古い方が岩浪洋三さん、新しい方は佐藤秀樹さんが書いているのはどうしてなんでしょう。

　せっかくだから、今夜は久しぶりに「バラード」をMR-411のターンテーブルに乗せて、真空菅アンプで聞いて見ようかと思います。

 

タグ：バラード ジョン・コルトレーン ブルー・トレイン インパルス

コメント 16

バラードを真空管アンプで聞く…おー、なんという素晴らしい組み合わせでしょうか。
もう至福のひと時ですね
by 駅員3 (2009-08-08 08:27) 

バラードは私もよく聴いていました。
なかでも「ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ」がお気に入りです。
淀川長冶さんが解説していた「日曜洋画劇場」の
エンド・タイトル（記憶が定かではありませんが）のバックに
流れていた曲で、タイトルを知りたいとず～と思っていたところ、
このレコードでやっと解ったのです。
舌足らずな、長い文章になってすいません。
by stone-9 (2009-08-08 17:29) 

ダブり・・・ありますねー。
私はＳＡＣＤでダブっちゃって・・・＾＾；

Ｊａｚｚって興味あるんですが、まだ手を出さず。
今のシステムだと、きっと上手くならないんだろうなぁ。
by たいへー (2009-08-08 21:52) 

この盤は大好きなので、LP２枚CD２枚持ってます。(^^;;
LPは空兵ーＳさんのと同じ２，２００円の日本コロンビア盤と同時期の輸入盤です。
CDは別テイク収録の２枚組が出たので買ってしまいました。
さらに「RVGリマスター」と銘打たれるとついつい・・・。

by ピカテントロプス (2009-08-09 01:47) 

こんばんは、プリウスです。

ゆったりした、ジョン・コルトレーン聴き入ってしまいます。
今の所、ダブリ買いは無いのですが急激に買いこんでいる
ジャズ関係ですので、そろそろ一覧表作らないと・・・。
by プリウス (2009-08-09 18:22) 

駅員３さん
こんばんは

いや、ほんとに久しぶりに聞いたのですが、懐かしさと同時に何か今までと違った感じを受けましたね。ゆったり吹いているようでいて、鋭さのようなものを感じました。
by 空兵ーＳ (2009-08-09 21:49) 

stone-9さん
こんばんは

やはりこのレコードのファンの方はかなりおられるようですね。
淀川長治さん「日曜洋画劇場」の解説、懐かしいですね。
エンドタイトルのバックに流れていた音楽ですか。
私は例のサヨナラ・サヨナラしか記憶がありません。

by 空兵ーＳ (2009-08-09 21:57) 

たいへーさん
こんばんは

ダブルと、どうしてもそのダブった金でもう一枚違うものが買えたのにと思ってしまいますね。

たいへーさんの立派な環境、システムならきっと
ジャズもいい音で鳴るような気がします。
by 空兵ーＳ (2009-08-09 22:13) 

ピカテントロプスさん
こんばんは

やはり熱烈なファンの方がおられましたね。
LP２枚にCD２枚、その上またRVGリマスターですか、
なかなか泣き所を突いてきますね。
でも、それだけのめりこめるお気に入りがあるというのは
素敵なことですね。
そういえば、わざと二枚、保存用と聴取用に買っていた友人がいましたっけ。
by 空兵ーＳ (2009-08-09 22:24) 

プリウスさん
こんばんは

久しぶりに聞いた「バラード」はリファインされた真空菅アンプで聞くと
また、どこか違った説得力で迫ってくるようでした。

私も中古レコード店の棚の前で、持っていたかどうかあいまいな気持ちになって困ることがあります。疑わしきは罰せずではありませんが、
怪しいときは買わないように心がけています。
お陰でダブりは今のところ「バラード」一点だけ・・・
だと思うのですが。
by 空兵ーＳ (2009-08-09 22:37) 

私はこのアルバムのおかげで結婚しました。
詳細なコメントは控えさせていただきます（笑）
by bigryu (2009-08-10 23:01) 

私もコルトレーンは苦手で手元にはバラードとブルートレーン、ソウルトレーンの3枚しか残ってません。マイルスのサイドで演っているのは嫌いではないのですが、、、
by tempo (2009-08-10 23:32) 

bigryuさん
こんばんは

「バラード」がお二人の結婚の縁とは
さぞやＪ・コルトレーンも驚いていることでしょうね。
そのうちブログでなれ初め教えてください。
ジャンク品修理終わってからでけっこうですから(笑)
by 空兵ーＳ (2009-08-11 20:56) 

tempoさん
こんばんは

私も良く似たものです。ソウルトレーンは持っていなくて
「マイ・フェイヴァリット・シングス」「ライブ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード」「ーーー＆ジョニー・ハートマン」くらいです。
たまに聞くといいなと思うのですが・・・、
by 空兵ーＳ (2009-08-11 21:03) 

こんにちは
レコードのダブりは、何枚か持っています。
主人いわく、帯付きはとても大事なのだそうです。
でもいいものはいくつ持っていてもいいものですね。
ジョン・コルトレーンのバラードはわたしも好きなアルバムです♪
by kasumi (2009-08-23 11:25) 

kasumiさん
こんばんは

「バラード」
ここに取り上げるまで、久しく聞いていなかったのですが、
最初の一音を聞いただけで懐かしさがこみ上げてきました。
それくらい個性的な演奏でもあるのでしょうね。
帯付き、マニアの方の世界ではそのようですね。
by 空兵ーＳ (2009-08-23 20:30)