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手紙 [音楽(クラシック)]

 手紙、と言うと私の世代などは、何となくときめくものを感じるのですが、パソコンや携帯のメールが当たり前になった昨今、すっかり縁遠くなってしまった気がしています。

 私が若い頃は携帯電話はおろか、固定電話さえそれほど潤沢ではなくて、手紙が重要な通信手段でした。好きな人や友人からの手紙を心待ちにしていましたね。あの待つときのわくわくした思い、ときめき、白い封筒の上に綴られた青いインクの懐かしい文字、封筒の厚みと重み、決してメールでは味わえるものではありません。

 

DSC_7799.JPG

 今年のお正月番組で映画「おくりびと」が放映されました。その中で主人公がチェロを弾く場面があり、見ているうち無性にチェロの曲が聴きたくなりました。

 私が持っているレコードやCDにもバッハの無伴奏チェロ組曲などがあるのですが、少しイメージが違います。それでいつもの中古店で中古レコードを買いました。ピエール・フルニエ「白鳥/チェロ小品集」です。

 アンプは真空管A-3500を選びました。レコードはステレオ録音ですが、カートリッジがモノラルDL-102なのでモノラルで聞きます。スピーカーは、未だクラシック向きのスピーカーを見つけられていないので、スキャンダイナA25MK2です。

 チェロの演奏は時に、ごりごりと押しまくるような力の漲った演奏もあるのですが、今回のフルニエの演奏は柔らかくて暖かみのある低音がふぁーっと広がって、すごく耳あたりの良いものでした。小品集と言うだけあって、楽曲も短く親しみやすいものばかりです。

 ひと通り聞き終わって、レコードをジャケットにしまおうとすると、何かあたるものがあります。ライナーノートでも入っているのかとのぞいてみると、中に一通の封筒らしきものが見えます。

 封書には住所も宛名もありませんでした。少し厚みがあります。レコード店の広告、あるいはチケットでも入っているのかと思いながら開けると、中からは折りたたまれた二枚の便箋が出てきました。

 手紙はHappy Valentainと言う横文字で始まり、そのまま横書きで「Kちゃん、これからもよろしく・・・」と続きました。

 女性から男性に送られた御礼の手紙のようです。送り主の女性のお父さんがご病気で、そのことを宛先の男性Kさんが心配したり励ましたりしたことへの御礼と、父親の病気に対する心配、看病する母親への気遣いが綴られています。

 文面には相手さんの名前や女性の署名もありますので、全文を掲載できませんが、内容は浮ついたものではなく、ちょっと深刻な感じです。

 それにしてもなぜ、この手紙はレコードジャケットというおよそ手紙をしまうには不似合いな場所に入れられていたのでしょう。

 以前、サッチモの自伝を中古本で買ったとき、中からサッチモが亡くなったニュースを伝える新聞記事の切り抜きが出てきて、前の持ち主のサッチモに対する憧憬の深さを感じたのでしたが、今度はちょっと趣がちがいます。

 考えられるのは、この手紙がこのレコードに添えて贈られたので、そのまま一緒にしまっていたのかも知れないと言うこと。

 あるいは、おそらくこの女性に好意を寄せていただろうKさんでしたが、その後それ以上発展することもなく、そのままになってしまい捨てることも出来ずそんなところにしまっていた。または別の女性と結婚してしまい、思い出の手紙をレコードジャケットの中に隠していた、そんなところでしょうか。ひょっとしたらこのレコードにも何らかの思い出があったのかも知れません。

 いつ頃の手紙なのか日付も入ってませんが、私とそんなに違わない世代の方ではないかと思います。封書には郵便番号は5桁の枠が印刷されているので、1998年より前かと思いますが、それよりレコード自体がもっと古いものなので、そこから年代を類推する方が適当という気もします。

 このレコードは1969年録音のものですが、発売日はわかりません。グラモフォンのスペシャル器楽曲のレコードというシリーズで1300円の廉価盤になっています。おそらく1970年代に出たものには間違いないと思います。

 父親の病気が心配で、仕事も手に付かないとこぼされている文面からして、女性は学生ではなく、働いておられると言うことがわかります。深夜入りという文面があるので、看護婦さんででもあったのでしょうか。あとは、固有名詞では石切神社と言う言葉が出てきます。検索してみると、東大阪に存在するようですね。

 東大阪の方がこちらに何らかの理由で引っ越してこられて、このレコードを処分されたのか、それとも、東大阪で売られたレコードが巡り巡って、私の手元に届いたのか。

Image0018-1.JPG (こんな封筒です。心当たりの方は仰ってくださればお返しします)

 いろいろ想像を巡らせることができますが、私にとって気になるのはこのレコードがどういう経緯で中古店に流れたかと言うことです。

 単にレコードを聞かなくなったから処分したのだったら、彼はレコードジャケットの中にこの手紙をしまっていたことを忘れてしまっていたのでしょう。

 ひょっとして彼は亡くなってしまい、遺族の方がそんな手紙が入っていることも知らず、遺品のレコードコレクションを処分したのではないでしょうか。

 実は私も、自分が死んだらこのオーディオセットやレコード、CD、書籍などはどうなるのだろうとよく考えるのです。息子も娘も引き継ぎそうもありませんし、ましてや妻はまたつまらないものを集めてといつもこぼしているくらいですから、きっと十把一絡げで中古屋さんに処分されるのでしょうね。

 もっとも、オーディオにしてもレコードにしても、数ばかりで金目のものはありませんから、中古店に売ってみても、線香代くらいにしかならないでしょう。ひょっとしたらいつも回ってくるゴミ回収のおじさんに持って行ってもらうかも知れません。

 それでも、オーディオのいくつかとレコードやCD、書籍はこれからもまた誰かの手に渡って、何かしら役立つことがあるかも知れませんね。そのときに受け取った相手が戸惑わないように、間違っても手紙など入れておかないように気をつけようと思います。

 ピエール・フルニエの適当な演奏が見つからなかったので、ジャクリーヌ・デュ・プレ白鳥です。


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ケンタパパ

買ってきた中古レコードに手紙が付いていたなんて、以前の持ち主を想像せずにはいられませんね。

チェロの音色は弦楽器のなかで最も人の声の高さに近いといいますから、このレコードから余計にそれにまつわる人のことが浮かび上がってきそうですね。
by ケンタパパ (2012-01-20 22:26) 

song4u

そらへいさん、こんばんは。
類は友を呼ぶと言えば良いのか、まるで運命の糸に引き寄せられたかのように、
そらへいさんのレコードコレクションに加えられた1枚に感じました。

実はぼくも、旧い写真をレコードジャケットの中に保管していたことがあります。
どうしてそんなところに差し込んだのか、その時の心境は定かではありませんが、
ひとつにはレコードというものがそれほどまでに身近にあって、それは例えば、
机の引き出しなんかと何らの違いもなかったような気がすること。

そしてもうひとつ、とても大切なことがあります。
それは、恐らくですが、彼はこのレコード(チェロ小品集)が大好きだったであろうと
推測されることです。ぼくの場合はそうでした。大好きなレコードだったからこそ、
いつも身近にあり、それゆえ差し込んで保管する場所として大きな不安要素を
感じなかったのだろうと思います。

しかし残念なことに、この手の安心感は忘却と表裏一体です。
新生活や引越しをきっかけに、あるいはレコードからCDへ移行したのか、
このレコードへのアクセスがほとんど無くなってしまい、結局、中古ショップへ売られる
運命を辿ったのではないでしょうか。

このレコード、70年代後半から80年代前半のもののように思います。
レコードが出た時代、そしてその頃就職して未婚だということだけをキーに推測すると、
そらへいさんよりも少し下の世代、ぼくと同年代かやや下の世代なのかなあ?
何だか情景が目前に浮かぶようで、想像の世界がどんどん広がります。
(いつも駄文&長文で誠に申し訳ありません)
by song4u (2012-01-21 00:18) 

b.b.mk2

チェロの音色に見知らぬ人の温もり、思いがけない出会いでしたね。あれこれと思いをめぐらせるのもわるくありませんね。どちらにせよパソコンや携帯でのコミュニケーションでは、こういう素敵な出来事は期待できないでしょうし。そらへいさんもまた、元のジャケットでこの手紙を保管されるのでしょうか♪
by b.b.mk2 (2012-01-21 00:38) 

yukky_z

メールばっかりやってると、いざ漢字を書こうと思った時に、
思い出せなくて困ったりしますよね^^; 携帯電話やPC の
漢字変換やメモリーにばっかり頼っていると、終いには脳が
駄目(不活性)になってしまうんでしょうかね....?
by yukky_z (2012-01-21 02:09) 

himanaoyaji

何か運命を感じますね・・・
オーディオ、レコード、カメラ・・ 自分にとっては宝物ですが
興味のないひとから見れば・・ 物でしようね (>_<)
by himanaoyaji (2012-01-21 06:38) 

cafelamama

手紙のエピソード、興味深く読みました。
レコードに入っていた一通の手紙から、
いろんな物語が浮かんできます。
by cafelamama (2012-01-21 08:37) 

駅員3

確かに心ときめかせながら手紙が来るのを待つと言うことがなくなりましたね[ひらめき]
世の中には、小説のようなドラマがたくさんありますね[ぴかぴか(新しい)]
by 駅員3 (2012-01-21 10:22) 

たいへー

レコード一つにも、物語がある。 しみじみしますね。
中古レコードは、前の持ち主がどうあつかっていたか、
如実に分かりますね。
大切にしてされていれば綺麗ですし、
汚れていれば、可愛がられてなかったとね。
私が死んだら、オーディオ機器やレコードはどうなるかなぁ。
子供達には、しかるべき中古取扱店に行って小銭にでもしろ
とは言っておりますがね。^^
by たいへー (2012-01-21 11:27) 

そらへい

ケンタパパさん
こんにちは

ライナーノートへの書き込みとか、たまにメモみたいなのが
入っていることありますが、手紙は驚きました。
バイオリンの音色は恍惚とし
チェロは心に響きますね。
by そらへい (2012-01-21 15:21) 

パパボン

そらへいさん、こんにちは。
小学生のころ漢字の書き取りや作文が大の苦手でそのまま大人になってしまいました。
数年前から始めたブログのお蔭でほんの少し漢字が辞書なしでも書けるようになりITもなかなかと他の人と真逆なことを想っている天邪鬼な自分も「アリ」だとおもっています。(←まわりくどい)。
誕生日が来たら「遺言」でも書きましょうかネ~~。
そうそう「手紙」といえば、由紀さおりさんも良かったです。
歌詞は少し怖いような気もしますが・・・(笑)。

by パパボン (2012-01-21 15:28) 

プリウス

そらへいさん、こんばんは。
中古品であるが故に、歴史があるのでしょうか?
・・手紙の内容がラブレターなら、気兼ね無く読めそうですが、、、。
・・感慨深いですね。

スキャンダイナも活躍ですね!・・・クラシック向き、ジャズ向きと大きく分けるとすると、
”奥行きの再現性”ですかね、、、。
リボンツィーターをプラスすると”いい感じ”になるかも知れませんよ。
by プリウス (2012-01-21 17:27) 

そらへい

song4uさん
こんにちは

song4uさんがレコードジャケットに入れた写真は
何の、誰の写真だったのでしょうね。
私は、レコードより書籍にいろいろなものを挟んできましたね。
もっとも多いのが、へそくりですが、例によって入れたことを忘れて
あとから見つけて得した気分になったことが何度かありました。
もっとも、自分の忘れていたお金を見つけただけなので、
少しも得にはなっていないのですが。

おっしゃるように、彼は大事な手紙をなんでもないところにしまうはずも無いので、このレコードお気に入りだったのだと思います。
ひょっとしたら何かしら、彼女との思い出につながるレコードだったのかも知れません。

私より少し下の世代ということになると、遺族が売り払ったという説は、少し遠のきますね。まだ若い遺族、亡き人の大事なコレクション、そんなに早く処分しませんからね。
ま、いろいろなことが考えられる今回の出来事でした。
by そらへい (2012-01-21 17:34) 

そらへい

b.b.mk2さん
こんにちは

パソコンや携帯メールでは、また違ったドラマがあるのでしょうし
より素早く手軽にコミニュケーションが取れる良さがあると思います。
ただ人生の殆どの時代をアナログの世界で生きてきた私達の世代は
やはりアナログの持つ実体感に思いが募りますね。
しかし、本当に物が物だけに、私の方も手紙の処遇困りますね。
by そらへい (2012-01-21 17:43) 

そらへい

yukky_zさん
こんばんは

メールはメールの良さがあると思いますよ。
特に出すときは、メールのほうが便利ですね。
切手を貼る必要もありませんし、ポストまで行く必要もありません。
なにより自分の悪筆から解放されるのがありがたいです。
by そらへい (2012-01-21 17:49) 

そらへい

himanaoyajiさん
こんばんは

理解の乏しい家族に囲まれて?
私の可愛いオーディオや、レコードコレクション
書籍などの行くすえが思いやられます(笑)
by そらへい (2012-01-21 17:50) 

そらへい

cafelamamaさん
こんばんは

本来あるべきでないところからの手紙、
しかも見知らぬ人の人生の一端を覗くような内容
つい想像を逞しくしてしまいます。
by そらへい (2012-01-21 17:53) 

そらへい

駅員3さん
こんばんは

若いころの、あのときめきは、もう今ではただ懐かしいばかりです。
ただ、待つ楽しみというのは、年齢に関係無い気もするので
今年は何かしらそんなことに挑戦してみたい気がしています。
by そらへい (2012-01-21 17:56) 

そらへい

たいへーさん
こんばんは

そうですね。
私も若い頃に手に入れたレコードには、一つ一つくっきりと思い出が
詰まっているのが何枚かあります。
最近は数ばかり増えて、そういう結びつきが希薄になってます。
レコード、大事にしたつもりが、水洗いなどしすぎて
かえってノイズを増やしてしまったりしたこともありました。
私のオーディオとコレクション・・・
遺されたもののために、もう少しシンプルにしておく必要があるかも。

by そらへい (2012-01-21 18:04) 

そらへい

パパボンさん
こんばんは

そういえば、私もブログを始めるようになってカメラを使うようになりました。
それまでは、スナップが精一杯だったのに。
しかも携帯のデジカメからコンデジ、デジイチとずいぶん出世しました。
昔は、友人や恋人、家族などと時間をかけて手紙を出しあってコミニュケーションを図っていましたが、今や、ブログの世界
昔ならすれ違うことさえ出来なかった人たちと
こうして交流できるというのも、今の時代ならではの素晴らしいことですね。

by そらへい (2012-01-21 18:10) 

そらへい

プリウスさん
こんばんは

不思議ですよね。
人の手紙、しかもおそらく何十年か前の手紙を
盗み見するようで、その人達のその後の人生
ちょっと気になります。

以前、トランペットのハイノートがむちゃくちゃ気持ち良く鳴っていたジャズ喫茶があってその高音を聞きたいがために通っていたことがありましたね。
多分、特別なツィーターがついてたんだと思いますが、そのお店
オーディオの構成が全然見えなかったんですね。
by そらへい (2012-01-21 18:16) 

something

そらへいさん

こんばんは。

そらへいさんの今日のブログに「無伴奏チェロ」のくだりがあったので驚きました。


実は、今日、私は、ある喫茶店に行って「無伴奏チェロ」を聴いてきました。

カザルスでCDのが出てるんですね。


「無伴奏チェロ」を鳴らしていたスピーカーの名前はオイロダインでした。


初めて聴きました。


とにかく心地の良い音でした。


部屋は1・2階吹き抜けの約40畳ぐらいの広さでしょうか。


いつまでも聴いていたくなるような体験をしてきました。


帰り道、自分の家の装置が聴けるか、と心配になりましたが、また少しずつ、好みの音にしていきたいと思います。


今日の体験は決して忘れないと思います。


オーディオはやめられません。
by something (2012-01-21 21:32) 

ken

手紙ですか・・・
そういえば手紙というものを書いたのは何年前だったか・・思い出すの
も難しいほど昔でした。
筆まめだったのでよく手紙は書きましたね、そうそう文通なるものも
やってました学生の頃、見知らぬ金沢の女の子と(笑)
今考えたらよかったですね、気持ちがこもってあたたかみがあって
今は携帯メールで瞬間移動ですからね・・なんとなく味けないですね。
おくりびと・・・好きな映画です。
2010年の秋に庄内方面へ一人旅した時に酒田のおくりびとの
舞台の町にもいきました。
日本海に面したとてもいい町でした。
また機会があればいきたいと思います。
by ken (2012-01-21 23:00) 

そらへい

somethingさん
こんにちは

バッハの無伴奏チェロやバイオリンの曲をCDで連続して演奏すると、
いつまでも豪華な時間に浸っていられていいですよね。
カザルスのチェロは凄みがあります。
とくに鳥の歌など、息づかいまで聞こえてきます。

オロダインって聞いたことありませんが、有名なビンテージスピーカーのようですね。こんなスピーカーで無伴奏チェロを1.2階吹き抜けの40畳の広さで朗々と鳴らすと気持ちいいでしょうね。
すばらしいコンサート会場にいるような体験をされたのだと思います。
by そらへい (2012-01-22 16:13) 

そらへい

kenさん
こんにちは

私も手紙、長い間書いていない気がします。
数年前、年配の方にお寺の用事で、お手紙を差し上げたきりですね。
それも宛名は何とか自筆で書きましたが、中身はワープロ文でした。
そしてもらう手紙はカラー印刷のチラシが入ったダイレクトメールばかりです。

おくりびとの舞台となった
酒田の町に行かれたとは羨ましい。
チェロの響きが似合う、静かなたたずまいの町でしたね。
日本にはまだまだ知らない素敵な町がたくさんあるようです。
ぶらっと一人旅、してみたいですね。

by そらへい (2012-01-22 16:23) 

般若坊

中古の本 中古のレコード 等々 それには前の持ち主の思わぬ凝縮された思い入れを、良く発見することがありますね。私も中古の書店で3年ほどアルバイトをした事がありますが、書評曲評だったり、新聞の切り抜きだったりを発見して、その持ち主の方に思いを馳せることがありましたよ!さすがに手紙はありませんでしたが・・・・
by 般若坊 (2012-01-22 21:21) 

something

そらへいさん

おっしゃるとおりですね。無伴奏チェロとか聴いていると本当に贅沢な時間を過ごしてるなぁ、と感じました。
帰宅後、そらへいさんも触れられていたフルニエの無伴奏をHMVに注文しました。

家に帰って自分のスピーカーで聴いたら、これはこれでいいじゃないかって思いました。それがオーディオマニアの特徴ですかね(笑)

失礼致しました。
by something (2012-01-22 22:01) 

そらへい

般若坊さん
こんばんは

古書店では、そういう機会がたびたびあったのでしょうね。
思わず前の持ち主に思いを馳せたくなりますが、商売としては
困りものですね。
私も、この手紙、同処遇したらよいか、戸惑っています。
by そらへい (2012-01-23 18:28) 

そらへい

somethingさん
こんばんは

フルニエの無伴奏、また至極素敵な時間を
もたらしてくれると思います。
使い慣れてしかも愛着のある自分のオーディオ
ビンテージスピーカーとはまた違った
素敵な音を奏でていることと思います。
by そらへい (2012-01-23 18:32) 

tromboneimai

時空を超えた手紙の様で、とても興味深く読ませてもらいました。
僕も昔々、学生のころにもらった彼女からの手紙を、本棚の
ハヤカワミステリの間に挟んだまま、就職して家を出て何年も
たった後、母親が本を古本屋に売ってしまったことを知りました。
文面を覚えているとても大切な手紙でしたが、いまはどこで
どうなっているやら。。。
by tromboneimai (2012-01-25 00:06) 

そらへい

tromboneimaiさん
こんばんは

大事な思い出の手紙、残念でしたね。
お母様もまさか本の間に手紙があるとは・・・

私は古い大事な手紙は、別の箱に収めています。
でも、もう長い間、見返していないので
どこにしまったか、捜し出すとなると
時間がかかりそうです。
by そらへい (2012-01-25 20:06) 

霜後桃源記

ご無沙汰しております。
「手紙」というと、今注目されている由紀さおりの歌を思い出しますが、記事を読んで若い頃にラブレターのやりとりに熱中した時期があったことを思い出しましたし、文章を書くことにあまり抵抗感が無くなったのは「そのお蔭かもしれない」と気づきました。

by 霜後桃源記 (2012-01-26 06:13) 

そらへい

霜後桃源記さん
こんばんは

コメントありがとうございます。
由紀さおりさん3度目のブレイクらしいですね。
彼女の「手紙」のことも下書きの時点ではあったのですが
それだけで一話になりそうなので、今回は割愛してしまいました。
霜後桃源記さんの場合、ラブレターを
レコードや本の間に隠す必要はありませんね。
by そらへい (2012-01-26 19:16) 

Studio-Oz

手紙が遺されていたレコード!
何とも不思議な気持ちになりますね。
チェロの優しい音色と共に紹介されて手紙も
喜んでいるのではないでしょうか?
by Studio-Oz (2012-01-28 09:14) 

そらへい

Studio-Ozさん
こんばんは

このレコードに偶然入れられたのか、
それともこのれこーどと手紙には何かしら結びつきがあるのか
いろいろ考えさせてくれる出来事でした。
レコードを聞き終わって、収納するとき
元のように手紙をジャケットの中に戻しておきました。
by そらへい (2012-01-28 22:15) 

Studio-Oz

おはようございます

もし差し支えなければ・・・
僕のBlogのサイドバー下のPostOfficeより
メールアドレス等ご連絡頂ければCDお送りさせていただきたいのですが・・・
ご検討宜しくお願いいたします。
by Studio-Oz (2012-01-31 07:14) 

FUCKINTOSH66

うわー。すごいエピソードですねえ。。。映画の冒頭シーンを見ているような気になりました。登場人物の方々のその後、どうなったんでしょうねえ。

それにしても、買い取りした方の中古屋さんはレコードジャケットの中身をよく調べなかった?んですかねえ。その手紙にはそらへいさんに発見してもらう縁があったのかなあ。

手紙、封を開けるときなんてドキドキしますよね。日本にいたときはサッパリでしたが、こちらに住んでからは両家の親宛に書くようになりました。面白いのは、私たちは横書きで親は絶対に縦書きってことです(笑)
by FUCKINTOSH66 (2012-01-31 10:43) 

FUCKINTOSH66

連投すいません。書き忘れました。
チェロ、NYでは最近このバンドが静かに話題になってます。
チェロ3人+ドラム(orなにか違う打楽器)という編成のバンドで。
ジャンル分けでは「チェロロック」なんて言われてますが。
オリジナリティがあって面白いなあと思います。
よかったらさわりだけでも聞いてみてください♪

Break of Reality
http://www.breakofreality.com/
http://www.youtube.com/watch?v=N8bAvYtbTB8
by FUCKINTOSH66 (2012-01-31 10:46) 

そらへい

Studio-Ozさん
こんばんは

ありがたいお申し出ありがとうございます。
私のようなものに送って頂くのはもったいないような気もするのですが
お言葉に甘えて、ご連絡しようと思います。
by そらへい (2012-02-01 20:58) 

そらへい

FUCKINTOSH66さん
こんばんは

私がいつも行く買う中古レコードは、えっと思う名作が300円とか500円で売られていたり、ジャンルがバラバラに並べられているような中古店なので、ジャケットの中なんていちいち見てないと思います(笑)

手紙、開けるまでのもどかしさ、懐かしく思います。
たまには、落ち着いていいものなんですが、私が今もし手紙を書くと
ワープロで下書きしてから手書きすると思います。
以前とは真逆です。

Break of Reality
聞いてみました。チェロ3台と言うだけで、何となく情動的な音楽を
想像しましたが、予想通りでした。
そこへコンガ(打楽器)が加わると、ほんとうにちょっと他にない不思議な音楽になってますね。
チェロロック、縮めてチェロックですね。
by そらへい (2012-02-01 21:14) 

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