お盆 [日々]
もう何度かこのブログでアップしている写真なのですが、我が家のお盆の仏壇です。13日の夕方、お供えと飾り付けを終え、お灯明を灯し、鉦を叩いてご先祖様(私達のところではおしょうらいさん)を迎えます。
廊下に吊るした提灯に火を入れて迎えます。たいへーさんはこのちょうちん作りのために先月はかなり忙しい思いをされたようです。
14日、住職が棚経に各檀家を回ります。それから15日かけて親戚が仏壇に参ってくれます。我が家は英霊があるので、区の代表者も遺族の家も回って来ます。
親戚が我が家に参ってくれるということは、当然私も親戚をお参りしないといけません。お正月も親戚を新年のあいさつに回りますが、今はほとんど玄関先で済ますことが出来ます。しかし、お盆のお参りは仏壇のある間まで上がらないわけには行きません。
これが結構面倒なのです。私は歳も歳ですしすでに二十年ほど前に五重を受けているのですが、未だにこの風習になれません。人前で念仏を上げるほど修行できていないと称して、いつも鉦や木魚だけ叩いて帰ってきます。
お供えの野菜です。ほおづき以外は全部家の畑で採れたものです。若いころの私しか知らない両親は、皆私が作ったものだと聞いて、さぞ驚いていることでしょう。
明日の朝、おしょうらいさんは豆腐の船に乗ってあの世に戻って行かれます。この松明を河原で燃やして送ります。夜は公園で恒例の盆踊りが催されます。暑い暑いと言っていた今年の夏もいつの間にかもう盆を過ぎようとしています。