タイヤ交換(春編)とジャガイモ植え [日々]
毎年恒例のお寺の法事「御忌法要」を終えてほっとしています。今年は進行役だったので、済むまではいろいろ気をもむ事が多かったのですが、無事終えてちょっと虚脱状態・・・というのは少し大げさかも知れません。
ともかくそんなことをしている間に季節はもう3月も半ばが過ぎてお彼岸です。久々に暖かい日、車のタイヤをスタッドレスからノーマルタイヤに戻しました。
去年の12月半ば、この春のタイヤ交換を頭に思い描きながら冬タイヤに交換したものでした。あれからもう三ヶ月が経ったのですね。私の回りにはそのときイメージしたように、庭はおろか畑にもホトケノザやオオイヌノフグリ、ハコベ、ヒメオドリコソウなどの春の雑草の花が咲き、頭上では桜が芽を膨らませ椿も咲き始めていました。
この三ヶ月の間、当然ですがクリスマスがあり、お正月などがありました。今年の冬は寒い日が多くて、毎日雪がちらついたり、吹雪いて積もったりしました。タイヤを交換しながら、今年も何とか無事に冬を乗り越えられたんだなぁと言う感慨にちょっと浸っていました。
お彼岸と言えば、墓参りですがその前にしなければいけないことがありました。ジャガイモ植えです。彼岸までに植えると言うのがこの辺の習慣です。もちろんもっと早く2月に植えておられる方もあるのですが私は延び延びになっていました。
畑作り、2坪ほどの面積から始めてもう6.7年になるでしょうか。ジャガイモを作り出したのはその翌年からだったと思います。秋植えなどもしていましたが、葉が病気になって枯れたり、実が小さかったりで失敗ばかりだった記憶があります。
ここ3年ほどでようやくまともにジャガイモが採れるようになってきました。それで余裕が出てきたと言うわけではないのですが、前から気になっていた栽培方法に今年チャレンジしてみることにしました。
それは逆さ植えです。普通ジャガイモは種芋の芽のある方を上にして植えます。これを反対にして芽のある方を下にして植えると、芽は下に伸びてから上に伸びてくるので強い芽だけが育って芽かきする必要が無いと聞きました。
それだけの理由で逆さ植えに興味を持っていたのですが、sarusanさんやcafelamamaさんがこの逆さ植えを実践されているのをブログで拝見して驚きました。かなり浅植えでしかも黒マルチをされているのです。
私はただ単に逆さに植えるだけと思っていたのでちょっとショックでした。改めてネットで調べてみると、情報源が同じなのかどなたも土に押し込む程度の浅植えに黒マルチをされています。
この方法だと、まず追い肥と土寄せの必要がないそうです。土寄せはジャガイモが地表に露出して日に当たると緑化するのを防ぐためにする作業なのですが、マルチをしていると当然日が当たらないので土寄せする必要がありません。
他に利点としては、収穫の時、芋掘りをしなくて良いそうです。マルチをはがすとそこに芋が転がっていて芋掘りならず芋拾いになるそうです。もちろんマルチをするので草の管理も楽になります。正直、私はこの点に一番に引かれました。
準備してあった畝に、一個50gほどに切った種芋を切断面を上にして土に軽く押し込みました。芋と芋の間に堆肥と化成肥料を置いて軽く土をかぶせておきます。少し慌てた作業だったので、種芋の切断面の乾燥不足がやや心配です。
逆さ浅植え、調べてみるといいことだらけであまり失敗例がありません。いや、ひょっとすると収穫期の6月には私のこのブログで失敗例、第一号を発表しているかも知れません。
二つ畝を作ったので一つを逆さ浅植え、一つを通常栽培にしても良かったのですが、マルチの便利さに引かれて二つとも逆さ浅植えにしてしまいましたので失敗したら全滅ですね。
冬の間、畑ほったらかしだったので畝の間の草が気になりますが、防草シートをめくるだけできれいに取れました。証拠は次の写真です。
この栽培法の肝はどうやら芽が伸び始める頃のようです。このときマルチに穴を開けて芽を出してやるのを忘れたり遅れたりしないようにしないと、芽がマルチ内の高温で焼けてしまうそうです。後は収穫期、こちらも遅いとやはりマルチの熱で腐ってしまったりするそうです。
我が家のスイセン、早い年だと年内に咲く事があるのに、寒さのせいか肥料のせいか今年は今頃満開です。